只見町ブナセンター付属施設ただみ・ブナと川のミュージアムでは、7月19日(土)より企画展「豪雪に育まれた豊かな川辺の生態系」の開催します。
本企画展では、只見町の人びとのくらしや生きものたちの生育・生息を支えてきた只見の川辺に焦点をおいて、川辺がいかに機能し、そこにどのような動植物が生育・生息しているか、また、それら野生動植物が只見の人々にどのように利用されてきたかを解説する他、只見の河川の環境に関する課題も解説いたします。
【会期】2025年7月19日(土)〜2025年12月1日(月)
【会場】ただみ・ブナと川のミュージアム 2階ギャラリー
2025年07月18日
企画展「豪雪に育まれた豊かな川辺の生態系」開催のお知らせ
posted by ブナ at 10:24| 企画展
2025年07月03日
只見小学校の総合的な学習の時間を支援ー川の生き物探しと食について
7月2日、只見小学校の3・4年生の総合的な学習の時間を支援しました。今年度、只見小学校3・4年生は只見町の自然と食について学んでいます。新学期が始まってからブナセンターでは只見町の自然環境と野生動植物、それらと関係する私たちの食、只見町ならではの食文化について座学や実習で支援してきました。
今回は、川での生き物探しをしつつ、どのような環境に生き物がいるのか、食べられる生き物はいるのかを学ぶ機会としました。石の下や、河岸から川に向かって生えた草木の茂みの下などを手網を使って、ガサゴソして生き物を探します。
1時間弱ほど探して、淡水魚は、イワナ、ヤマメ、ウグイ、カジカ大卵型、アブラハヤ、アカザ、シマドジョウ、カマツカ類など少なくとも8種を確認できました。このうち絶滅危惧種も少なからず含まれており、シマドジョウは福島県レッドリストの準絶滅危惧、カジカは福島県レッドリストで絶滅危惧IB類、アカザに関しては環境省レッドリストで絶滅危惧U類、福島県レッドリストでは絶滅危惧IA類に選定されています。また、只見町で一般的に食されるのはイワナ、ヤマメ、ウグイ、カジカです。そのほかにもエビ、ヤゴ、カジカガエル(成体、オタマジャクシ)などの生き物も確認できました。(なお、観察後は全ての生き物を川へ戻しました。)
見つけた生き物たちは、水中に沈んだ浮石の下や草木の茂みの下にいました。こうした生き物たちが隠れられる環境があってこそ、多様な生き物が生息できるのです。そして、私たちは食などを通してそれらの自然の恵みを享受できています。只見町にはまだそのような貴重な環境が残されおり、今後も守っていきたいものです。子どもたちにはこのことも共有させてもらいました。
小学生の頃からこうした自然体験をできる只見町は本当に恵まれているなぁと改めて実感させていただきました。
今回は、川での生き物探しをしつつ、どのような環境に生き物がいるのか、食べられる生き物はいるのかを学ぶ機会としました。石の下や、河岸から川に向かって生えた草木の茂みの下などを手網を使って、ガサゴソして生き物を探します。
1時間弱ほど探して、淡水魚は、イワナ、ヤマメ、ウグイ、カジカ大卵型、アブラハヤ、アカザ、シマドジョウ、カマツカ類など少なくとも8種を確認できました。このうち絶滅危惧種も少なからず含まれており、シマドジョウは福島県レッドリストの準絶滅危惧、カジカは福島県レッドリストで絶滅危惧IB類、アカザに関しては環境省レッドリストで絶滅危惧U類、福島県レッドリストでは絶滅危惧IA類に選定されています。また、只見町で一般的に食されるのはイワナ、ヤマメ、ウグイ、カジカです。そのほかにもエビ、ヤゴ、カジカガエル(成体、オタマジャクシ)などの生き物も確認できました。(なお、観察後は全ての生き物を川へ戻しました。)
見つけた生き物たちは、水中に沈んだ浮石の下や草木の茂みの下にいました。こうした生き物たちが隠れられる環境があってこそ、多様な生き物が生息できるのです。そして、私たちは食などを通してそれらの自然の恵みを享受できています。只見町にはまだそのような貴重な環境が残されおり、今後も守っていきたいものです。子どもたちにはこのことも共有させてもらいました。
小学生の頃からこうした自然体験をできる只見町は本当に恵まれているなぁと改めて実感させていただきました。
posted by ブナ at 17:43| 人材育成
只見小学校の総合的な学習の時間を支援ー只見の自然と食(山菜について)
日は遡りますが、6月4日に只見小学校の3・4年生の総合的な学習の時間を支援しました。今年度、只見小学校3・4年生は只見町の自然と食について学んでいます。子どもたちは、新学期に入ってから、只見町の自然環境と野生動植物、それらと関係する私たちの食、只見町ならではの食文化について座学で学んできました。この日は実際にフィールドに出て座学で出てきた山菜を確認しました。
道路沿いに山菜植物を探しながら歩きました。フキ、ヨモギ、ワラビ、ゼンマイ、タラの芽(タラノキ)、コシアブラ、ハリギリ、ウルイ(オオバギボウシ)、シオデを見つけることができました。わずか250mくらいを歩いただけですが、これだけの種類の山菜が見られることは只見の自然の豊かさだと思います。
山菜ではないですが、トチノキの花がちょうど盛りで、トチノキの実は救荒食としてトチ餅にして食されたほか、円錐形の特徴的な形の花序の花からは蜂蜜が採れることも紹介できました。
最後は、山菜の味を楽しんでもらおうとその場で茹でたシオデとウルイの油炒めを食べてもらいました。お味は美味しい、との感想をもらいました。
今後も只見ならではの自然を活かした学習を支援していきたいと思います。
道路沿いに山菜植物を探しながら歩きました。フキ、ヨモギ、ワラビ、ゼンマイ、タラの芽(タラノキ)、コシアブラ、ハリギリ、ウルイ(オオバギボウシ)、シオデを見つけることができました。わずか250mくらいを歩いただけですが、これだけの種類の山菜が見られることは只見の自然の豊かさだと思います。
山菜ではないですが、トチノキの花がちょうど盛りで、トチノキの実は救荒食としてトチ餅にして食されたほか、円錐形の特徴的な形の花序の花からは蜂蜜が採れることも紹介できました。
最後は、山菜の味を楽しんでもらおうとその場で茹でたシオデとウルイの油炒めを食べてもらいました。お味は美味しい、との感想をもらいました。
今後も只見ならではの自然を活かした学習を支援していきたいと思います。
posted by ブナ at 14:08| 人材育成
2025年06月28日
モウセンゴケの花が満開
ただみ・ブナと川のミュージアムのエントランス脇には池があり、そこには2011年の新潟・福島豪雨で流されてきた流木が展示されています。あれから十数年が経ち、流木は随分と朽ちてきましたが、そこには新たな植物が生育し始めています。
特に、流木の上にびっちりと生え、群落を形成しているのがモウセンゴケという多年生植物です。どこからか種子が飛んできて、発芽・定着したのだろうと思います。この植物は、食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して、この粘液で昆虫を捕獲し、消化・吸収することで養分を摂取するという面白い生態を持っています。日本では北海道から九州まで湿地帯など湿った場所に自生していますが、多くの都道府県で絶滅危惧種になっています。只見では湿った場所には比較的よく目にすることがあります。このモウセンゴケが今、花の盛りを迎えています。昆虫を捕獲して、消化してしまうという驚くべき生態を持つ一方で、白い可愛らしい花を咲かせています。
ミュージアムにご来館の際は、ぜひ見てみてください。
特に、流木の上にびっちりと生え、群落を形成しているのがモウセンゴケという多年生植物です。どこからか種子が飛んできて、発芽・定着したのだろうと思います。この植物は、食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して、この粘液で昆虫を捕獲し、消化・吸収することで養分を摂取するという面白い生態を持っています。日本では北海道から九州まで湿地帯など湿った場所に自生していますが、多くの都道府県で絶滅危惧種になっています。只見では湿った場所には比較的よく目にすることがあります。このモウセンゴケが今、花の盛りを迎えています。昆虫を捕獲して、消化してしまうという驚くべき生態を持つ一方で、白い可愛らしい花を咲かせています。
ミュージアムにご来館の際は、ぜひ見てみてください。
posted by ブナ at 00:00| できごと
2025年06月27日
ブナセンター友の会の皆さんと共同調査
先週末の6/21(土)午後は只見町ブナセンター友の会の総会でした。総会では、12名の会員の方が出席し、令和6年度事業報告・事業決算、令和7年度事業計画案・事業予算案が議論されました。
この総会に先立ち、午前中に、楢戸のただみ観察の森(ブナ二次林)の観察会とブナ種子の豊凶調査のためのシードトラップ設置作業を行いました。
ブナセンター職員や友の会の大宮代表が、このブナ二次林が人とのどのような関わりの中で成立してきたのか、ブナの生態、ブナの豊凶とツキノワグマの関係など解説しながらの観察会となりました。
また、ブナセンターではこの林で10年近く継続してブナの種子の豊凶調査を実施しています。つまりは、ブナの種は結実する年としない年があるので、その変化を捉えようとする調査です。毎年、シードトラップという円錐形ネットのトラップを林の中に設置し、円錐ネットの中に落ちた種の数を数え、これを継続することで、ブナの種子生産量がどのように変化しているのかを明らかにすることができます。
今までこのシードトラップの設置はブナセンターの職員が行なっていましたが、今年は友の会との連携を図るべく一緒に作業をしていただきました。初めての試みです。一緒に調査することでブナ林のことをより深く理解することに繋がったのではないでしょうか。今後もこのような取り組みを行って行きたいと思います。
この総会に先立ち、午前中に、楢戸のただみ観察の森(ブナ二次林)の観察会とブナ種子の豊凶調査のためのシードトラップ設置作業を行いました。
ブナセンター職員や友の会の大宮代表が、このブナ二次林が人とのどのような関わりの中で成立してきたのか、ブナの生態、ブナの豊凶とツキノワグマの関係など解説しながらの観察会となりました。
また、ブナセンターではこの林で10年近く継続してブナの種子の豊凶調査を実施しています。つまりは、ブナの種は結実する年としない年があるので、その変化を捉えようとする調査です。毎年、シードトラップという円錐形ネットのトラップを林の中に設置し、円錐ネットの中に落ちた種の数を数え、これを継続することで、ブナの種子生産量がどのように変化しているのかを明らかにすることができます。
今までこのシードトラップの設置はブナセンターの職員が行なっていましたが、今年は友の会との連携を図るべく一緒に作業をしていただきました。初めての試みです。一緒に調査することでブナ林のことをより深く理解することに繋がったのではないでしょうか。今後もこのような取り組みを行って行きたいと思います。
posted by ブナ at 00:00| ブナセンター友の会