2020年10月10日

企画展(改訂版)「只見の野生動物とその生態」開催のお知らせ

 只見町ブナセンターでは、本日10月10日(土)より、付属施設「ただみ・ブナと川のミュージアム」2階ギャラリーにおいて、企画展(改訂版)「只見の野生動物とその生態」を開催いたします。皆様お誘いあわせのうえ、ぜひお越しください。

〇内容
 只見町には、豪雪の影響を強く受けた雪食地形やブナ林をはじめとした様々な森林がみられ、そこには多くの野生動物が生息しています。
 野生動物のうち、哺乳類は只見町で37種が記録されています。しかし、これらの多くは夜行性あるいは森林性であるため、私たちが直接目にする機会は多くなく、その生態についてもあまり知られていません。また近年は、日本各地において哺乳類による農林業被害や人身被害が発生しており、大きな社会問題となっています。只見町のような山間地域では、野生動物と隣合わせで生活していかねばならず、その生態について知ることが重要です。
 本企画展は、過去に只見町ブナセンターが開催した企画展「只見の自然に生きる! 只見の野生動物とその生態」のパネル内容を一部改訂して行います。只見町で確認されている哺乳類各種の生態をセンサーカメラが捕えた写真などをまじえて紹介し、さらには、人間と野生動物の関係としての狩猟、分布を拡大している大型哺乳類や外来生物の問題についても解説します。

〇会期
2020年10月10日(土)〜2020年12月14日(月)

〇場所
ただみ・ブナと川のミュージアム 2階ギャラリー

〇入館料
高校生以上310円、 小・中学生210円
※20名以上の場合は団体割引があります
※只見町内在住の小・中・高校生は入館料が無料になります

お問い合わせは只見町ブナセンターまで
電話1(プッシュホン)0241−72−8355
午前9時〜午後5時(火曜休館)
http://www.tadami-buna.jp/

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posted by ブナ at 15:26| Comment(0) | 企画展

2020年10月03日

企画展解説シリーズ新刊、発売開始です!

秋の深まりとともに朝夕は冷え込むようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さてこの度、只見の古民家に関する調査結果が、企画展解説シリーズとして発刊されました。

企画展解説シリーズ14
「只見の古民家は何の木でつくられているのか?―その建築様式と使用木材種」
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只見町には古民家(昭和初期以前にたてられた庶民の伝統的木造民家)が今なお多く残っています。
それらは只見町の代表的な景観をかたちづくるとともに、庶民の伝統的な生活文化を知る上での重要な文化財とも言える存在ですが、 近年は改築・増築や廃屋化、解体によって急激に元の姿を失いつつあります。
こうした背景から、町内に残る古民家の実態把握を目的に、ユネスコエコパーク事業として信州大学教育学部の井田秀行教授を中心に調査が実施されました。
本書は古民家の形態的特徴や使用樹種の特定、民家普請をめぐる伝統知についての聞き取り調査など、一連の成果をまとめたものです。
古民家を通した只見町の自然と人のかかわりを知ることができる一冊となっておりますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

詳しくはこちらをご覧ください
1冊税込500円です。お買い求めはただみ・ブナと川のミュージアムや、ふるさと館田子倉まで!
posted by ブナ at 10:34| Comment(0) | イベント

2020年09月27日

自然観察会「只見の養蚕跡地を訪ねよう!」開催報告

 2020年9月20日(日)に自然観察会「只見の養蚕跡地を訪ねよう!」を開催しました。今回の観察会では、かつて只見の養蚕業における十島桑栽培の中心地であった十島集落を訪れ、史跡などを巡りながら、十島に暮らしていた人々の生活や只見の養蚕の歴史について指導員が解説しました。先週までの酷暑が嘘のように涼しいこの日は絶好の観察会日和となりました。

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 まずは只見川にかかり、塩沢集落と十島集落を繋ぐ十島橋です。今でこそ頑丈で安全な鉄筋コンクリート造の橋ですが、この形になったのは平成9(1997)年1月の事です。かつては、落下の危険のある吊り橋を渡らなければ、塩沢と十島を行き来することはできませんでした。また、滝ダムの建設中に只見川が増水した際には、吊り橋が川の水面に沈んでしまったので、十島集落の住民は船を用いて川を渡っていたとされます。指導員は、このような過去の十島橋の様子などを写真でお見せしつつ、解説しました。

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 次に庚申講の石碑について解説しました。この石碑には昭和35(1960)年の十島集落における庚申講について記されており、年に6回、庚申の日に集まって酒肴を振る舞い談笑していた事、そして、滝ダム建設による耕地の水没とそれに伴う人々の移住をきっかけに、庚申講が解散した事などが読み取れます。

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 鬼渡神社で一休みしつつ、只見の養蚕業の概要や十島集落の養蚕の歴史、十島桑の普及過程などを解説しました。

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 休憩を終えて次の観察ポイントは若林家の屋敷神の石祠と観音堂です。屋敷神は3躰の像からなり、内2躰は水神としての不動明王と蚕の神ですが、最後の1躰がどのような神であるかは、現在ではわからなくなっています。十島では毎年、旧暦の6月に水神祭りが行われていました。本来は山を登り、滝の下にある石祠にお供えをするのですが、体調などの関係で滝まで行けない人々はここで掌をあわせていました。養蚕の神は女性に信仰される場合が多く、観音堂もまた子育ての成就を祈願する場所になることから、十島の集落で暮らす女性にとって大事な場所であることが示唆されます。

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 参加者の方々からの質問に答える指導員。

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 ここで十島にお住まいの菅家さんと合流し、十島の養蚕や十島桑についてお話しいただきました。

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 まずは十島桑が自生している場所に案内していただきました。只見町は冷涼で蚕の飼育に向く気候条件を備えています。一方で、豪雪地帯でもあり、餌となる桑の芽吹きが遅いという難点も抱えていました。そのような只見地域での養蚕を支えていたのが十島桑の存在です。十島桑は強い耐寒性、耐雪性を備えた早生樹でした。そのため、春蚕におけるカイコの孵化にあわせて餌の供給源となることができました。
 この十島桑は只見原産の優良蚕種(カイコの種)である只見蚕と並んで只見の養蚕を有名にした理由の1つです。案内をしてくださった菅家さんはこの十島桑の元株を発見し、持ち帰った菅家治平の子孫にあたります。

 最後に菅家さんのお宅にお邪魔しました。
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 こちらでは、かつて菅家さんの家で使われていた養蚕に用いる器具を見せていただき、どのように使用していたのかをお話ししていただきました。

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 さらに指導員も養蚕を行っていた人々の生活や家の構造について、養蚕を行っていた時期の写真をお見せしながら解説しました。

 ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。


posted by ブナ at 09:41| Comment(0) | イベント

2020年09月19日

只見町ブナセンター付属施設の祝日開館のお知らせ

只見町ブナセンター付属施設「ただみ・ブナと川のミュージアム」および「ふるさと館田子倉」は、通常は火曜日定休とさせていただいておりますが、9月22日(火)は国民の祝日のため開館し、替わりに翌23日(水)を休館とさせていただきます。

○ 祝日開館日:9月22日(火・祝)秋分の日
○ 振替休館日:9月23日(水)

ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
posted by ブナ at 15:43| Comment(0) | イベント

2020年09月16日

只見町の生きもの「アカハライモリ」の配信を開始しました

只見町内で観察できる様々な生物を動画で紹介いたします。
今回はアカハライモリです。
只見町をご訪問頂きましたら、ぜひ現地で観察してみてください。

posted by ブナ at 15:27| Comment(0) | イベント