2019年03月22日

ブナの森の道具屋さん

只見町ブナセンターで実施されたワークショップ「ブナの森の道具屋さん」での成果物が3月25日(月)までいわき市の浜風きららにて展示されています。
24日(日)には、講師の岩田とも子さんがワークショップを開催されます。
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只見町ブナセンターで実施されたワークショップの様子はこちらをどうぞ!
http://tadami-buna.sblo.jp/article/185436981.html

こういった地域をつなぐ展示は良いですね。
興味のある方はぜひ行ってみてください。
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ブナセンター講座「只見の自然を食べるー只見町の食文化の特徴」

 3月21日、企画展アーカイブ「只見の自然を食べる」に関連して、ブナセンター講座「只見の自然を食べるー只見の食文化の特徴」を開催しました。
 講師には、福島の食文化研究家である平出美穂子氏をお招きし、今回の講座では、只見町の食文化にはどのような特徴があるかについてお話しいただきました。

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 はじめに、自然食とはどういったものかについて前置きがあり、その後只見町の食の特徴や只見町の年中行事からみた自然食についてお話がありました。只見町は、豊かな自然に囲まれており、その自然を大切にしながら食してきた町です。只見で食べられている山や四季折々の里の恵みが紹介され、改めてたくさんの恵みを利用していることを実感しました。
 講座の最後の30分間はグループワークを行いました。「只見町の自然食を残していくにはどうしたらいいかみんなで考えよう」というテーマに沿って、初めに個人でアイディアを考え、その後、グループで意見交換をし、まとめたものを発表しました。

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グループごとの発表では、様々な意見がみられ、中でも「給食に自然食を提供する」「料理教室を開く」といった意見が多く見られ、次世代に自然食を触れてもらう機会が必要と感じている人が多いことを感じました。

今回の講座では19名の方にご参加いただきましたが、只見町の出身ではない人が多く、只見町の食文化がどういったものかを知ってもらい、またそれをどうすれば只見町の食文化を残していけるかを考える有意義な時間となりました。
posted by ブナ at 11:17| Comment(0) | イベント

2019年03月13日

自然観察会「只見の冬を体感しよう−深沢集落余名沢のブナ林」

3月10日(日)に深沢集落にある余名沢のブナ林で自然観察会を実施しました。

季の郷湯ら里に集合し、スノーシューを履いて観察場所に向かいました。参加者の中にはツメカンジキを履いている方もいました。ツメカンジキは左右についた木製の爪が堅い雪面に刺さり、滑りません。また、この時期は、日中に解けた雪が夜の冷え込みで凍り、堅雪になります。堅雪の上は靴のままで歩くことができほど堅いので長靴で歩かれる方も何人かいらっしゃいました。
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準備を整えていざ出発

ブナ林までは、水路脇を通る散策路沿いに進みます。斜面の雪は融けて灌木が顔を出していました。冬期には樹木の多くが落葉するので見るものが無いような感じがしますが、植物たちは春に向けて着々と準備しています。それが冬芽です。
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冬芽は冬の寒さや乾燥からら芽や花を守っています。
冬芽には、樹木によって大きな特徴があり、樹種を見分けるために重要な手掛かりになります。
芽鱗や毛で覆われているもの、葉芽と花芽が別々につくもの、その形も様々です。
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芽鱗に覆われているブナの冬芽

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毛に覆われているが葉の形が見えるオオカメノキの冬芽

冬芽を観察しながら歩くこと1時間ようやく目的地の余名沢のブナ林に到着しました。ブナ林は丘陵になっており、小規模ではありますがブナの純林になっています。雪の上には昨年の葉や殻斗、堅果が落ちていました。
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木の周りは同心円状に雪が消えています。これを「根あけ」といいます。樹体が日を受けて他よりも温度が高くなることや樹幹流により他よりも雪解けが早いことによって生じます。また、雪に覆われしなっている木や根曲りが見られるものもありました。
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根あけ

スノーシューやかんじきを履いて雪の残る時期に観察会を実施し、冬の時期だからこそ見られる樹木の様子を観察することができました。観察会には20名の方が県外からもご参加いただきました。小雪、暖冬とゆうことで心配していましたが無事に実施できてよかったです。
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P.S.
雪解けが早いということで、町内の様子を見に行くと早い場所ではフクジュソウが咲いていました。今年の春植物の開花は例年よりもだいぶ早そうです。
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2019年02月24日

只見ユネスコエコパーク展 開催!


本日、千葉県柏市で只見ユネスコエコパーク展がはじまりました。

このユネスコエコパーク展では、只見ユネスコエコパークの自然や伝統的な生活文化の概要、現在推進している関連事業などを紹介しています。また、関連事業の中で開発した「自然首都・只見」伝承産品、只見町ブナセンターの出版物などを展示しています。

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展示室入り口

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展示室の様子

会場:パレット柏 多目的スペースA
(〒277-0005 千葉県柏市柏1丁目7−1 301 号 DayOneタワー3 階)
期間:2月24日(日)より3月2日(土)
開場時間:9:00〜21:00 
※ただし、2月24日(日)12:00〜21:00、3月2日(土)9:00〜12:00
主催:只見町
後援:福島県、柏市、只見ユネスコエコパーク推進協議会

期間は少し短いですが、お近くにお住まいの方や近くに寄られた際はぜひ立ち寄ってみてください!



posted by ブナ at 16:36| Comment(0) | イベント

2019年02月23日

只見町のあがりこも紹介されている「あがりこの生態誌」が出版

 只見町内の人家近くの山の木を注意深く見ていると時折変わった樹形の木に出くわすことがあります。主幹の地上3mほどの部分が異常に肥大化するとともにそこから多数の幹を出している樹形で、例えるならば、箒(ほうき)を逆さまにしたような樹形と言えば良いでしょうか。
 こうした樹形は、只見地域では、薪材利用を目的に、雪が締まり堅雪になった3月から4月の頃、雪上で幹を伐採し、その後、再生する萌芽幹も繰り返し伐採、利用することで形成されるものです。この樹形は東北地方のブナで見られることが有名で、「あがりこ」と呼ばれますが、只見地域では「もぎっ木」などと呼ばれ、ブナやコナラで多く見られます。
 この巨木・奇木は、樹種の萌芽性などの性質を背景に、多くの場合は人の利用が加わることで形成されており、その姿は過去の人の樹木の利用の歴史や技術を物語るもので、外見的に面白いばかりでなく、人と自然との関係性も学ばせてくれます。
 そうした非常に興味深い「あがりこ」ですが、この度、前只見町ブナセンター長(現只見ユネスコパーク推進専門監)の鈴木和次郎さんが長年の「あがりこ」研究の成果をまとめ、『あがりこの生態誌』として出版されています。只見地域のあがりこはもちろんのこと、日本の他地域のあがりこ、さらには海外の事例も解説・紹介されています。
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鈴木和次郎さんが出版された『あがりこの生態誌』

 ぜひ本書をもって只見のあがりこについて知っていただくとともに、あがりこを通して人と自然との関係についても考える機会とされてはいかがでしょうか?
 購入は、出版元の日本林業調査会のホームページから
 http://www.j-fic.com/books/isbn978-4-88965-257-4.html
 あるいはAmazonでのインターネット購入していただくほか、
 ただみ・ブナと川のミュージアム、ふるさと館田子倉でも若干数取り扱っています(窓口販売のみの取扱いになります)。
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只見町のコナラあがりこ
posted by ブナ at 10:03| Comment(0) | おしらせ