2018年06月10日

会津朝日岳の山開き

今日は会津朝日岳の山開きでした。
下の写真は臨時駐車場で、登山口に駐車スペースが少ないことから、ここから登山口まで送迎バスを出しています。
朝5時にはすでにたくさんの方が集まってきていました。
5時10分発の便ではマイクロバス5台ほどが出発しました。

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会津朝日岳の山頂付近は只見ユネスコエコパークの核心地域に指定されています。法的には森林生態系保護地域の「保存地区」となっており、原則人の立ち入りが禁止され、自然環境が厳重に保護されています。登山道の歩行は問題ありませんが、登山道以外への立ち入りができませんのでご注意ください。

只見ユネスコエコパークについては、詳しくは下記のサイトをご覧ください。

只見ユネスコエコパークHP http://www.tadami.gr.jp/tadamibr/
パンフレット http://www.tadami-buna.jp/BR1410.pdf

今朝の会津朝日岳は雲がかかっていましたが、山の上はどうでしょうか。

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posted by ブナ at 09:56| 山歩き

2018年06月08日

会津朝日岳

今週の日曜日には会津朝日岳の山開きがあります。
6月5日に会津朝日岳の山開き下見に同行したので、5日時点での様子をお伝えしたいと思います。

登山道のすぐ脇を流れる赤倉沢には大量の雪が残り、登り始めは少し肌寒い感じがありました。
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また、登山道には多くの倒木があり、近くの斜面を見ると雪崩によってなぎ倒された木が見られる場所がありました。沢の中にも何本も折れた木が横たわっていました。
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登山道沿いには、春から夏にかけて見られる花たちが咲いていました。
里近くでは花が終っているカタクリ、ニリンソウなどの春植物もその姿を見ることができます。登山道の両脇にニリンソウが生えている場所もありました。
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登山道を囲むように生えるニリンソウ


立派な青紫色の花を幾段にもつけるラショウモンカズラや可憐なヒメシャガなども花を咲かせています。

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ラショウモンカズラ

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ヒメシャガ

尾根の日当たりの良いところにはウラジロヨウラク、サラサドウダンツツジなどの初夏の花も見られます。

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ウラジロヨウラク

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サラサドウダンツツジ

登山道沿いには雪渓の残っているところもあるので、登られる際には十分にお気を付けください。また、会津朝日岳は避難小屋から山頂までは只見地域ユネスコエコパークの核心地域になっていますので、登山道から逸れないように注意してください。
posted by ブナ at 14:31| Comment(0) | 山歩き

2018年05月28日

只見の初夏の花たち

5月も終わりに近づき、ジリジリと暑い日が増えてきました。
気温の上昇とともに夏に見られる花たちの開花が始まってきのでご紹介します。

斜面等開けた場所には、タニウツギの花がいたるところに見られます。
ピンク色の花がまとまって着くので、遠くからでも確認できます。

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<タニウツギ>

林内にはチゴユリやホウチャクソウといった可憐な花が咲いています。
小さい花ですが、その群落は圧巻です。

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<チゴユリの群落>

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<ホウチャクソウ>

また、ヒメサユリは場所によって花が咲き始めています。
今回行った場所では3株ほど花を着けていました。
つぼみがふくらんでいるものもまだ少なかったので、開花にはもうしばらくかかりそうです。
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<ヒメサユリ>

posted by ブナ at 10:59| Comment(0) | 山歩き

2018年05月10日

春の自然観察会「春植物を愛でる!」


前回の記事よりも前の出来事になりますが、5月4日に開催した黒谷川沿いで春の自然観察会「春植物を愛でる!」の様子をお伝えします。

当日、朝日振興センターで参加者の方々をお迎えしている間、どんどんと天気が荒れ始め観察会を短縮も懸念されましたが、観察会について説明をしているうちに徐々に晴れ始め、観察地に到着するころには雨もすっかり上がっていました。結果としてお天気に恵まれた和やかな観察会をおこなうことができました。

林道に入る前に、道のそばにカタクリが群生していたのでそこでカタクリの生活史について説明をし、1年目と数年目のカタクリの実生を比較して観察してもらいました。
カタクリは花をつけるまでに最短7〜8年かかり、1年目の実生は細い松の葉のような形状をしています。
また、葉が葉が2枚になって初めて花を咲かせるため、昔は「かたっぱ」(片葉)と呼ばれていました。
みなさん葉の形や大きさの違いを興味深そうに観察されていました。

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カタクリの1年目の実生(画像中央の下側にある細長い葉)

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カタクリの花と2年目以降の実生

林道に入ってからは、ヒトリシズカ、キバナイカリソウ、イタヤカエデなどの花を観察しながらフクジュソウ平を目指しました。
今年はフクジュソウ平のフクジュソウはすでに花が落ちて実をつけていましたが、林道下や残雪近くでは花を観察することができました。ここではパネルを使って、フクジュソウの生態やフクジュソウ平の雪崩斜面が生育に適していることなどを説明しました。

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フクジュソウの実(上)と花(下)

 今年は雪解けが早く春植物をみなさんに観察してもらえるか、天候が荒れていないだろうかと当日まで心配でハラハラドキドキしていましたが、無事に春植物を楽しんでいただくことができました。参加いただきありがとうございました!
posted by ブナ at 14:51| Comment(0) | イベント

2018年05月09日

春の自然観察会「残雪のブナ林を歩く」

 5月5日に癒しの森で「残雪のブナ林を歩く」を開催しました。毎年ゴールデンウィークに春の観察会として癒しの森で観察会を行っています。観察会では、松坂峠に面する入り口から戸板山眺めまでのルートでブナの新緑を楽しみながら只見町の自然やそこに生育する植物の観察を行いました。
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癒しの森入り口

 森林の分校ふざわに集合した後に、乗り合わせで癒しの森へ向かいしました。癒しの森は只見町と金山町の国界にあり、入り口付近にはナラ、カラマツの人工林などが見られ、奥に進むと徐々にブナ林が見られます。国境の大ブナや青春広場と呼ばれるブナ二次林や勢子泣かせの坂など要所などがあります。

 癒しの森へ入り、あたりがブナ林に変わったところでブナについて説明を行いました。今年は、花を付けているものが多く、時折吹く強い風にブナの雄花が舞っていました。参加者の人にブナの雌花、雌花を手に取ってもらい説明をしました。

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ブナの大木

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ブナの雌花

 また、耳を澄ますと風で木が揺れる音に混じってイカルの鳴き声が聞こえてきたので、パネルを使って解説を行いました。

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 数年前に国界の大ブナが倒れて形成された大きなギャップ下には、タラノキなどの陽樹や亜高木のウリハダカエデ等が成長していました。ギャップができるとその周辺の植物が侵入したり、土壌に眠っていた種子(埋土種子)が発芽し、そのギャップを埋めます。そうした作用の中で只見町では最終的に極相種であるブナ林が形成されていきます。ここでは、森林の移り変わりの過程を観察することができました。

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国界の大ブナ

 癒しの森には、ブナ以外にもオオバボダイジュなどの大木を見ることができます。オオバボダイジュは只見ではシナノキと呼ばれ、その内皮をより合わせて物を運ぶ時にくくる縄として使っていました。

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オオバボダイジュの巨木

 戸板山眺めからの眺めを堪能してもらって帰路に着きました。
その周辺にはタムシバやムラサキヤシオ等の花を見ることができました。例年だとここにヤマザクラやイワウチワも加わるので、今年は少し寂しい感じがしました。

 天候による開催の中止も危ぶまれましたが、雨に降られることなく無事行うことができました。参加者の方たちはブナの新緑をはじめとした只見町の春の景観を楽しまれました。
posted by ブナ at 16:03| Comment(0) | イベント