1月18日〜1ヶ月ほどの間、ただみ・ブナと川のミュージアムの休憩室では只見町放課後学級の児童(1~4年生)が参加したワークショップ「ブナの森の道具屋さん」で作った道具を展示しています。

ワークショップは3日間に分かれて行われ、道具は児童たちが森の動物たちの暮らしを想像し、彼らが使うかもしれない道具を自分たちで見つけた自然物から発想して作られています。
作品はその自然物を写真で撮り、印刷したもののコラージュ作品です。
1日目
道具を作るための素材を集めにただみ観察の森「楢戸のブナ林」に行きました。ここで手に入れた素材からどんな生き物が、どんな道具を使いそうか考えて作る道具を考えます。

2日目
前回、みんなで集めてきた材料を見て、組合せ道具を作っていきます。子供たちは真剣に材料を選び、道具作りに没頭していました。

素材選びは真剣そのもの

ここから考えた道具がどんどん形になっていきます。
3日目
ミュージアムで1ヶ月程度展示した後に浜通りに移動展示することが決まり、作品を見に来たお客さんにブナの葉の形のメッセージカードを作り、自分の道具・只見町について、お客さんへのメッセージを書きこみました。その後、道具屋さんの道具をみんなで見学しました。

友達の作った道具に興味津々
作られた道具を見ると子どもたちの発想力には驚かされます。
展示を行っている休憩室は無料スペースになりますので、近くまで来られて際にはぜひお立ち寄りください。

身近な自然物の観察・採集から宇宙的なサイクルを体感するような作成をするアーティストの岩田とも子さんが講師をされました。岩田さんは、自然学校の講師と共同で森の中で子どもを対象としたワークショップを定期的に開催されています。
※岩田とも子さんのオフィシャルHP「自然観察と表現」
http://shizenkansatsu.net/主催:福島県、東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人Wunder ground 共催:只見町ブナセンター 協力:只見振興センター、只見町教育委員会 企画運営:福島県立博物館、特定非営利活動法人Wunder ground
この活動は文化芸術に触れる機会や地域コミュニティの交流の場をつくり、文化芸術による地域活力の創出と心のケアという視点から震災からの復旧・復興を支援することを目的に、福島藝術計画×Art Support Tohoku-Tokyo(共催:福島県、東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京歴史文化財団))として行われました。