2016年02月15日

ミニ観察会「雪の公園を歩く」を開催しました!

只見町ブナセンターでは、2月13〜14日に行われた只見ふるさと雪まつりに合わせてミニ観察会「雪の公園を歩く」を開催しました。
初日は、気温も上がり暖かい中、かんじきを履いてブナセンター隣接の水の郷只見川公園を散策しました。
今回はその様子をお伝えします。

まずは、かんじきを履かずに雪の上を歩きました。今年は積雪が少なかったのですが、それでもかんじき無しでは足がズボズボと沈んでしまいます。

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▲かんじき無しでの歩き心地を確認

次にかんじきを履きました。かんじきのひもの結び方は少し複雑で、悪戦苦闘している方もいました。最初にきっちりと結ぶことが重要です。

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▲かんじき履きに挑戦

かんじきを履き終わったら、いよいよ散策開始です。

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▲公園の入口から観察会スタート

雪の上をザクザクと進んでいきます。皆さん、靴だけの時より、かなり歩きやすいと驚いていました。

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▲かんじきに慣れるため、まずはゆっくりと歩きます

歩き慣れてくると、それぞれ思い思いに歩きながら散策が続きます。

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▲かんじきを履いた歩行にも慣れてきました

今回の観察会では、かんじき体験の他に公園内に生えている樹木の冬芽を観察しました。
冬芽とは、越冬し春になると葉や花になる芽のことです。
只見町を代表する樹木であるブナの冬芽やフサフサの毛で覆われたキタコブシの冬芽、そして樹液で覆われてネバネバするトチの冬芽といった特徴的な3種の樹木の冬芽を、実際に触って違いを確認しました。

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▲ブナの冬芽を観察

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▲キタコブシの冬芽をパシャリ

その後、公園内最高峰の小高い丘を登り、周囲の山々を眺めました。当日は曇り空でしたが、浅草岳や要害山、蒲生岳など只見の代表的な山をきれいに見ることができました。

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▲かんじきを履いていればこんな丘もへっちゃらです

最後は、斜面を下り、公園をぐるりと回って終了です。皆さん、まだ、足跡の付いてない真っ白な斜面を勢いよく下っていきました。

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▲雪の斜面を気持ちよく駆け下りる

今回の観察会は、雪の少ない地域からの参加者が多く、普段履く機会が少ないかんじきの履き心地や冬芽の観察を楽しまれたと思います。

ブナセンターでは、今後も季節とともに鳥の観察会や春植物の観察会など、様々な企画を行う予定です。ぜひお誘いあわせのうえ、ご参加ください。


posted by ブナ at 13:32| Comment(0) | 自然観察会

2015年11月02日

10月25日に観察会「伊南川の河畔林を観察しよう!」を開催しました。

24日の講座に引き続き崎尾均氏(新潟大学教授)に指導・解説をしていただきました。
前日の講座をうけて実際に自然植生の河畔林であるユビソヤナギ、シロヤナギ林や河畔林に侵入した外来種ニセアカシアを観察しました。
観察会は伊南川の河畔林数か所を回りながら行いました。

まず、上流部に向かいニセアカシアが治山のために山腹植栽されたところを見に行きました。
観察するニセアカシアまで距離があるので双眼鏡をのぞきながら解説を聞きます。
今の時期は葉を落としてさやを着けているのでそれを目印にニセアカシアを探します。
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ニセアカシアは種子が川などを流下し生育範囲を拡大するので下流が心配です。

そこから下流に行くとやはり中州にニセアカシアの姿が確認できました。
慣れてくると葉でも簡単に判断できるのですが、葉が落ち種子がたくさん着いた上流のこニセアカシアと比べると遠目では分かりにくいです。
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上流から流れてきた種子から定着したのでしょうか。

河川の他に道路脇に植栽されている場所もあります。
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根元を掘ってみると隣同士の個体が根で繋がっていました。
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これが根萌芽(こんぼうが)です。
ニセアカシアはこの根萌芽を使っても数を増やします。

ニセアカシアは大量の種子と萌芽・根萌芽で増えて、在来種の植生を駆逐し、一面がニセアカシアになってしまいます。
ニセアカシアの拡大を止めるためには上流域の種子供給源を断ち、長い期間周期的に伐採を繰り返し行うことが必要です。
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最後に、本来只見町周辺の自然植生・河畔林に成立するユビソヤナギ、シロヤナギ林を観察しました。
この場所は9月の大雨で地形が大きく変わっていました。
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ここでは、ヤナギ林のことや河畔林の成立にはこのような攪乱(かくらん)が必要なことを教えていただきました。

今回の観察会を通して、外来種の問題を身近に感じられました。また、今ある河畔林がどのように形成されたかが分かり、絶滅危惧種のユビソヤナギを含む只見町の河畔林の重要性を再認識できました。

途中天候が崩れることもありましたが、参加者の皆さんは興味津々に崎尾氏の話を聞いていました。
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posted by ブナ at 15:08| Comment(0) | 自然観察会

2015年08月08日

8月2日に自然観察会「夏のブナ林を歩く!」を開催しました。

自然観察会には15名の方々に来ていただきました。
また、前日にブナセンター講座で講演いただいた中静透氏にも講師としてご参加いただきました。
浅草岳の只見沢登山道を入ってしばらくは、サワグルミやトチノキが見られる渓畔林で、やがてブナ林になります。鈴木センター長の解説に耳を傾けながら登りました。

登山道を歩いていると斜面が崩れているところがあり、そこで只見町やその周辺でよくみられる緑色凝灰岩(グリーンタフ)を目にしました。緑色凝灰岩は火山灰の堆積岩でその性質はもろく地滑りなどの土砂災害の原因にもなります。
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ブナ林がはじまると中静氏に林床やブナ林について解説していただきました。比較的新しい土砂崩れ後の林床にはシダ類が繁茂して、それ以前に土砂崩れが起きた場所にはユキツバキが多いそうです。今の植物状況からその場所の動態が解るのは非常に興味深かったです。
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途中の橋は複数人一緒に渡ると揺れて危ないため1人ずつ渡ってもらいました。
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ブナの巨木の乱立する場所で折り返しました。参加者の皆さんはその景色をカメラに収めていました。
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当日、只見町は気温30°を超える暑い一日でしたが参加者の皆さんは水分補給を十分し、無事終わることが出来ました。渓畔林からブナ林に移り変わる浅草岳只見沢登山道を歩きながら多くの発見があり、非常に有意義な自然観察会になりました。
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posted by ブナ at 11:30| Comment(0) | 自然観察会

2015年07月29日

猪又かじ子写真教室「ヤマユリの咲く布沢集落を撮る」を開催しました!

皆様、猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか?
只見町でも夏らしい暑い日が続いております。

只見町ブナセンターでは、7月25日(土)に、写真家の猪又かじ子氏をお招きして写真教室を行いました。
今回はその様子についてご報告します。

昨年は秋に行われた写真教室ですが、今回は厳しい暑さの中、13名の方に参加していただきました。
森林の分校ふざわに集合し、布沢集落内をかじ子さんのガイドのもとに散策しながら写真を撮影していきました。
まず、森林の分校ふざわにてかじ子さんから簡単な挨拶をしていただき、その後、集落内の散策を行いました。
ここでは、構図の取り方などをメインに教えていただきました。

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その後、橋から河川周辺を撮影するポイントに移動です。
ここでは、川の流れを対象とした撮影の仕方を教えていただきました。

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次は、いよいよヤマユリの撮影です。
今年の只見町のヤマユリの開花は遅くあまり咲いていなかったのですが、杉林の傍にわずかに咲いているところがあり、なんとか撮影することができました。

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今回の写真教室では、ヤマユリは一番人気でした。
皆さん、夢中になって撮影されていました。

最後は別の場所に移動して、農地の風景や夏の空の撮影の仕方を指導していただきました。
また、撮影の合間にはかじ子さんの知り合いの集落の方々にも会い、とても和やかな雰囲気で写真教室を行うことができました。

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以上で、撮影時間は終了です。
その後は、森林の分校ふざわに戻り、昼食となりました。
昼食のあとは、森林の分校ふざわにてそれぞれが撮影した写真について、かじ子さんから講評をいただきました。
どの写真も生き生きとした夏の布沢を捉えた素晴らしい写真でした。

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今回の写真教室では、ヤマユリをはじめとする夏の布沢の風景を参加者の皆さんと一緒に撮影することができました。
また、かじ子さんからの直接の指導を撮影しながら受けることができ、参加者の皆さんにとって有意義な写真教室になったかと思います。
只見町ブナセンターでは、また来年も写真教室の開催を計画しております。
興味のある方は、ぜひご参加ください。

また、8月には企画展に合わせて、ブナ林に関するブナセンター講座と自然観察会を8月1日(土)と2日(日)にそれぞれ予定しています。
こちらの方もお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
posted by ブナ at 15:36| Comment(0) | 自然観察会

2015年07月03日

猪又かじ子写真教室−ヤマユリの咲く布沢集落を撮る 予約受付中!!

梅雨の長雨が続くこの時期、皆様いかがお過ごしでしょうか?
只見町もとうとう梅雨入りし、ぐずついた天気が続いております。

さて、只見町ブナセンターでは7月25日(土)に写真家の猪又かじ子氏をお招きして写真教室を行います。
布沢集落にて写真撮影とその後の講評を通して写真撮影について指導していただきます。
写真家から直接指導を受けられる貴重な機会です。
ヤマユリの咲く夏の布沢集落を散策しながら、撮影を楽しみましょう!
詳細については下記のチラシやホームページ、または只見町ブナセンターにお問い合わせください。

参加には予約が必要です。
お申し込みの際には只見町ブナセンターまでお電話ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
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只見町は栗の花の匂いがどこからともなく漂ってくるような季節になりましたが、
昨年の大雪のため、奥山には大量の残雪がありながら、連日27度前後の夏日が続くというおかしな天気でした。
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田んぼにはカエルの卵がいっぱいです。
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そばにいたシュレーゲルアオガエルの卵でしょう。
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そんな先月の町内です。
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なんといってもこの時期の風物詩は「ゼンメェ(ゼンマイ)」です。

少し伸びすぎていますが、こちらがゼンマイ。
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山から採ってきた太いゼンマイの綿毛を取って茹で、天日の下、熟練の手さばきで揉み干しを繰り返します。

雪深い只見のゼンマイは質が良く、「ゼンマイの値段は只見で決まる」と言われたほどだったとか。
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かつては貴重な現金収入であり、春先の1ヶ月程は奥山に小屋を建て、
泊まり込みでゼンマイを採る「泊まり山」も盛んでした。

現在、泊まり山はなくなってしましましたが、山との暮らしを伝える貴重な文化ですね。
posted by ブナ at 13:07| Comment(0) | 自然観察会