2015年08月08日

8月2日に自然観察会「夏のブナ林を歩く!」を開催しました。

自然観察会には15名の方々に来ていただきました。
また、前日にブナセンター講座で講演いただいた中静透氏にも講師としてご参加いただきました。
浅草岳の只見沢登山道を入ってしばらくは、サワグルミやトチノキが見られる渓畔林で、やがてブナ林になります。鈴木センター長の解説に耳を傾けながら登りました。

登山道を歩いていると斜面が崩れているところがあり、そこで只見町やその周辺でよくみられる緑色凝灰岩(グリーンタフ)を目にしました。緑色凝灰岩は火山灰の堆積岩でその性質はもろく地滑りなどの土砂災害の原因にもなります。
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ブナ林がはじまると中静氏に林床やブナ林について解説していただきました。比較的新しい土砂崩れ後の林床にはシダ類が繁茂して、それ以前に土砂崩れが起きた場所にはユキツバキが多いそうです。今の植物状況からその場所の動態が解るのは非常に興味深かったです。
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途中の橋は複数人一緒に渡ると揺れて危ないため1人ずつ渡ってもらいました。
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ブナの巨木の乱立する場所で折り返しました。参加者の皆さんはその景色をカメラに収めていました。
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当日、只見町は気温30°を超える暑い一日でしたが参加者の皆さんは水分補給を十分し、無事終わることが出来ました。渓畔林からブナ林に移り変わる浅草岳只見沢登山道を歩きながら多くの発見があり、非常に有意義な自然観察会になりました。
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posted by ブナ at 11:30| Comment(0) | 自然観察会

2015年07月29日

猪又かじ子写真教室「ヤマユリの咲く布沢集落を撮る」を開催しました!

皆様、猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか?
只見町でも夏らしい暑い日が続いております。

只見町ブナセンターでは、7月25日(土)に、写真家の猪又かじ子氏をお招きして写真教室を行いました。
今回はその様子についてご報告します。

昨年は秋に行われた写真教室ですが、今回は厳しい暑さの中、13名の方に参加していただきました。
森林の分校ふざわに集合し、布沢集落内をかじ子さんのガイドのもとに散策しながら写真を撮影していきました。
まず、森林の分校ふざわにてかじ子さんから簡単な挨拶をしていただき、その後、集落内の散策を行いました。
ここでは、構図の取り方などをメインに教えていただきました。

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その後、橋から河川周辺を撮影するポイントに移動です。
ここでは、川の流れを対象とした撮影の仕方を教えていただきました。

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次は、いよいよヤマユリの撮影です。
今年の只見町のヤマユリの開花は遅くあまり咲いていなかったのですが、杉林の傍にわずかに咲いているところがあり、なんとか撮影することができました。

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今回の写真教室では、ヤマユリは一番人気でした。
皆さん、夢中になって撮影されていました。

最後は別の場所に移動して、農地の風景や夏の空の撮影の仕方を指導していただきました。
また、撮影の合間にはかじ子さんの知り合いの集落の方々にも会い、とても和やかな雰囲気で写真教室を行うことができました。

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以上で、撮影時間は終了です。
その後は、森林の分校ふざわに戻り、昼食となりました。
昼食のあとは、森林の分校ふざわにてそれぞれが撮影した写真について、かじ子さんから講評をいただきました。
どの写真も生き生きとした夏の布沢を捉えた素晴らしい写真でした。

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今回の写真教室では、ヤマユリをはじめとする夏の布沢の風景を参加者の皆さんと一緒に撮影することができました。
また、かじ子さんからの直接の指導を撮影しながら受けることができ、参加者の皆さんにとって有意義な写真教室になったかと思います。
只見町ブナセンターでは、また来年も写真教室の開催を計画しております。
興味のある方は、ぜひご参加ください。

また、8月には企画展に合わせて、ブナ林に関するブナセンター講座と自然観察会を8月1日(土)と2日(日)にそれぞれ予定しています。
こちらの方もお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
posted by ブナ at 15:36| Comment(0) | 自然観察会

2015年07月03日

猪又かじ子写真教室−ヤマユリの咲く布沢集落を撮る 予約受付中!!

梅雨の長雨が続くこの時期、皆様いかがお過ごしでしょうか?
只見町もとうとう梅雨入りし、ぐずついた天気が続いております。

さて、只見町ブナセンターでは7月25日(土)に写真家の猪又かじ子氏をお招きして写真教室を行います。
布沢集落にて写真撮影とその後の講評を通して写真撮影について指導していただきます。
写真家から直接指導を受けられる貴重な機会です。
ヤマユリの咲く夏の布沢集落を散策しながら、撮影を楽しみましょう!
詳細については下記のチラシやホームページ、または只見町ブナセンターにお問い合わせください。

参加には予約が必要です。
お申し込みの際には只見町ブナセンターまでお電話ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
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只見町は栗の花の匂いがどこからともなく漂ってくるような季節になりましたが、
昨年の大雪のため、奥山には大量の残雪がありながら、連日27度前後の夏日が続くというおかしな天気でした。
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田んぼにはカエルの卵がいっぱいです。
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そばにいたシュレーゲルアオガエルの卵でしょう。
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そんな先月の町内です。
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なんといってもこの時期の風物詩は「ゼンメェ(ゼンマイ)」です。

少し伸びすぎていますが、こちらがゼンマイ。
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山から採ってきた太いゼンマイの綿毛を取って茹で、天日の下、熟練の手さばきで揉み干しを繰り返します。

雪深い只見のゼンマイは質が良く、「ゼンマイの値段は只見で決まる」と言われたほどだったとか。
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かつては貴重な現金収入であり、春先の1ヶ月程は奥山に小屋を建て、
泊まり込みでゼンマイを採る「泊まり山」も盛んでした。

現在、泊まり山はなくなってしましましたが、山との暮らしを伝える貴重な文化ですね。
posted by ブナ at 13:07| Comment(0) | 自然観察会

2015年06月23日

自然観察会「只見の地質を観察しよう!」開催!

日本列島が徐々に梅雨入りしていくこの季節、いかがお過ごしでしょうか?
只見町ブナセンターでは、6月21日に産業技術総合研究所 活断層・火山研究部門の山元孝広氏をお招きして、自然観察会「只見の地質を観察しよう!」を開催しました。
今回はその様子をご報告します。

只見町ブナセンターを出発し、まずは只見川と叶津川の合流地点の河原に向かいます。
この河原では約5万年前に水位が上昇した時に堆積した粘土状の地質とその堆積物に閉じ込められた樹木の化石を観察しました。
当時の只見町は湖の底にあったようです。

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写真の中心にある地面から出ている茶色のものが樹木の化石です。
まだ生木のように柔らかく、5万年前の木とは思えません。
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次に伊南川沿いに移動し、河岸段丘を観察しました。
これらの段丘は約7〜8万年前の氷河期における川底の名残のようです。

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3つめは、塩ノ岐の奥でジュラ紀の地層の観察です。
恐竜が生きていた時代に日本海の海底だった地質に触れられるなんて不思議な気持ちでした。

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最後は恵みの森に移動し、入り口から少し歩いたところにある沢の川底について解説をしていただきました。
ここの川底は表面がとてもツルツルした岩で出来ています。
この川底の岩は900万年前の火砕流によりできたとのことですが、具体的にどこからの火砕流かはまだわからないそうです。
しかし、現在の同じ岩盤の規模からかなり大規模の噴火によってできたようです。

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今回の自然観察会は天候が崩れる前に、無事に行うことができました。
今回の観察会を通して、普段何気なく見ている岩肌や川底の思いがけない秘密を学ぶことができました。
参加者の皆様にも、なかなか聞けない専門家のお話を通して地質を見ることで楽しんでいただけたと思います。

只見町ブナセンターでは、今後も季節に合わせた自然観察会やブナセンター講座を行っていく予定です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

posted by ブナ at 12:00| Comment(0) | 自然観察会

2015年06月12日

「只見の地面を感じる!」ブナセンター講座・自然観察会のご案内!

6月20・21日に産業技術総合研究所 活断層・火山研究部門の山元孝広氏をお招きして、只見町の地質に関するブナセンター講座と自然観察会を行います。

豊かな森に囲まれる只見町ですが、その森を支えている地面についてもおもしろい特徴があります。
例えば、只見町を代表する山である浅草岳や会津朝日岳、蒲生岳はそれぞれ山ができた年代や成り立ちが異なっていることがわかっています。
この三山のように多様な年代や成り立ちの地質が見られることが只見町の特徴です。
当日は講座や実際に地質の観察を通して、より詳しく説明をしていただきます。
是非、只見町の地面を感じに来てください!

自然観察会については事前の申し込みが必要です。
地質の専門家から直接お話を聞ける大変貴重な機会です。
まだ、定員まで余裕がありますので、どんどんお申し込みください!
詳しい内容については下記の紹介やブナセンターホームページをご覧下さい。

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posted by ブナ at 11:24| Comment(0) | 自然観察会