2016年04月25日

春のブナ林観察会の下見に行ってきました。

観察場所である癒し森も下見をしてきました。

今年は雪が少なく、気温が20℃を超える日が続いています。
例年よりも季節の移ろいが早いように感じます。
癒しの森のブナ林も上木は葉が展葉して、まるで初夏の様相でした。

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ブナの新緑がみられましたが、観察会まで一週間ほどあるので徐々に深緑に変わっていくでしょう。
春の観察会への参加をお待ちしています。
posted by ブナ at 16:56| Comment(0) | 自然観察会

2016年04月23日

春の自然観察会(春の花)の下見に行きました!

4月21日に黒谷川林道に「春の花観察会」の下見に行きました。この時の様子を少しだけご紹介します。

林道入り口では、カタクリとキクザキイチゲのお花畑が出迎えてくれました。

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キビタキがやってきていました。いよいよ夏鳥の到来です!胸の黄色があざやかな美しいオスです。写真をクリックすると大きな画像で見ることができます。

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コゲラも見ることができました。木肌の下に隠れている虫を探しているようです。頭が赤くないのでメスです。

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林道上の斜面には、キケマンの群落ができていました。→ ミヤマキケマンです。失礼しました。

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エイザンスミレをはじめ、いくつかのスミレも咲いていました。

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こちらはヒトリシズカ。静御前の美しい舞姿に例えた名前なのだとか。

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フクジュソウの花が、斜面の下の方にまだ少し残っていました。観察会まであと1週間。残っていてくれるでしょうか?

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花の季節は早く、またどんどんと変わってくと思います。後は行ってみてのお楽しみ!参加者の皆さんと春をいっぱい楽しみたいと思います!

春の花観察会は、4月30日(土)です。参加のお申し込みは、只見町ブナセンターまで(0241-72-8355)。ぜひ、ご連絡ください!
posted by ブナ at 11:37| 自然観察会

2016年03月14日

自然観察会「冬の鳥を見よう」

3月12日(土)に自然観察会を行いました。その様子をお伝えします。雪や雨が降らず、お天気は良かったのですが、風の冷たい日でした。

はじめに只見ダムでカモ類の観察を行いまいした。

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雪解け水で増水し、流れが速くなったせいか、カワアイサが多く集まっていました。

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※画像をクリックすると大きな写真を見ることができます。お腹の白いのがオスで、灰色がメスです。

他に、カルガモ、マガモ、コガモ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、アオサギ、トビを見ることができました。

只見町でカモ類が多くみられるのは、只見ダムや下流の滝ダムです。このことから、ダムができる以前には、只見町にはカモ類が少なかった可能性が考えられます。人間活動は、生物の生息地を消失させるだけでなく、創出することもあります。いずれにせよ、自然界への人の影響力の大きさを再認識させられます。

次に、ダム下流右岸の丘の上にある青少年旅行村に向かいました。
上流側の道路から入ると、斜面の上に小さなトンネルのようなものがあります。

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これは、田子倉ダム建設の際に使われたベルトコンベア用のトンネルです。青少年旅行村の敷地に資材置き場があり、なんと!ここから3km以上離れた田子倉ダムに資材を運ぶために巨大なベルトコンベアが敷かれたそうです!

今度は、かんじきやスノーシューを履いて雪上を歩きながら、森の鳥を探しました。歩き始めてすぐにコゲラが現れました。2羽が幹を突きながら、ゆっくりと登っていく様子をじっくりと観察することができました。

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ここは、コナラの森になっていて、木の中の虫を食べにキツツキがよくやってきます。

雪が解けて土がむき出しになった場所には、早くもフキノトウが芽を出していました。

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雪は湿って重く、歩くのが大変でしたが、いい運動になったという声も。

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雪の下から這い出た日本海要素の植物も観察できました。日本海要素の植物とは、多雪に適応した植物のことで、写真の様に雪の下に埋もれても青々とした葉をつけた状態で冬を越します。

ユキツバキ
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ハイイヌツゲ
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葉を落とさないことから、雪が解けるとすぐさま光合成をはじめ、成長して、再び立ち上がります。多雪地帯である只見町の森の林床に多く生育しています。

旅行村を出て町下橋を渡り、ブナセンターへと戻りました。

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参加者は9名と少数でしたが、残り少ない冬をみなで楽しむことができました。

posted by ブナ at 13:19| 自然観察会

2016年02月15日

ミニ観察会「雪の公園を歩く」を開催しました!

只見町ブナセンターでは、2月13〜14日に行われた只見ふるさと雪まつりに合わせてミニ観察会「雪の公園を歩く」を開催しました。
初日は、気温も上がり暖かい中、かんじきを履いてブナセンター隣接の水の郷只見川公園を散策しました。
今回はその様子をお伝えします。

まずは、かんじきを履かずに雪の上を歩きました。今年は積雪が少なかったのですが、それでもかんじき無しでは足がズボズボと沈んでしまいます。

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▲かんじき無しでの歩き心地を確認

次にかんじきを履きました。かんじきのひもの結び方は少し複雑で、悪戦苦闘している方もいました。最初にきっちりと結ぶことが重要です。

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▲かんじき履きに挑戦

かんじきを履き終わったら、いよいよ散策開始です。

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▲公園の入口から観察会スタート

雪の上をザクザクと進んでいきます。皆さん、靴だけの時より、かなり歩きやすいと驚いていました。

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▲かんじきに慣れるため、まずはゆっくりと歩きます

歩き慣れてくると、それぞれ思い思いに歩きながら散策が続きます。

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▲かんじきを履いた歩行にも慣れてきました

今回の観察会では、かんじき体験の他に公園内に生えている樹木の冬芽を観察しました。
冬芽とは、越冬し春になると葉や花になる芽のことです。
只見町を代表する樹木であるブナの冬芽やフサフサの毛で覆われたキタコブシの冬芽、そして樹液で覆われてネバネバするトチの冬芽といった特徴的な3種の樹木の冬芽を、実際に触って違いを確認しました。

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▲ブナの冬芽を観察

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▲キタコブシの冬芽をパシャリ

その後、公園内最高峰の小高い丘を登り、周囲の山々を眺めました。当日は曇り空でしたが、浅草岳や要害山、蒲生岳など只見の代表的な山をきれいに見ることができました。

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▲かんじきを履いていればこんな丘もへっちゃらです

最後は、斜面を下り、公園をぐるりと回って終了です。皆さん、まだ、足跡の付いてない真っ白な斜面を勢いよく下っていきました。

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▲雪の斜面を気持ちよく駆け下りる

今回の観察会は、雪の少ない地域からの参加者が多く、普段履く機会が少ないかんじきの履き心地や冬芽の観察を楽しまれたと思います。

ブナセンターでは、今後も季節とともに鳥の観察会や春植物の観察会など、様々な企画を行う予定です。ぜひお誘いあわせのうえ、ご参加ください。


posted by ブナ at 13:32| Comment(0) | 自然観察会

2015年11月02日

10月25日に観察会「伊南川の河畔林を観察しよう!」を開催しました。

24日の講座に引き続き崎尾均氏(新潟大学教授)に指導・解説をしていただきました。
前日の講座をうけて実際に自然植生の河畔林であるユビソヤナギ、シロヤナギ林や河畔林に侵入した外来種ニセアカシアを観察しました。
観察会は伊南川の河畔林数か所を回りながら行いました。

まず、上流部に向かいニセアカシアが治山のために山腹植栽されたところを見に行きました。
観察するニセアカシアまで距離があるので双眼鏡をのぞきながら解説を聞きます。
今の時期は葉を落としてさやを着けているのでそれを目印にニセアカシアを探します。
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ニセアカシアは種子が川などを流下し生育範囲を拡大するので下流が心配です。

そこから下流に行くとやはり中州にニセアカシアの姿が確認できました。
慣れてくると葉でも簡単に判断できるのですが、葉が落ち種子がたくさん着いた上流のこニセアカシアと比べると遠目では分かりにくいです。
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上流から流れてきた種子から定着したのでしょうか。

河川の他に道路脇に植栽されている場所もあります。
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根元を掘ってみると隣同士の個体が根で繋がっていました。
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これが根萌芽(こんぼうが)です。
ニセアカシアはこの根萌芽を使っても数を増やします。

ニセアカシアは大量の種子と萌芽・根萌芽で増えて、在来種の植生を駆逐し、一面がニセアカシアになってしまいます。
ニセアカシアの拡大を止めるためには上流域の種子供給源を断ち、長い期間周期的に伐採を繰り返し行うことが必要です。
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最後に、本来只見町周辺の自然植生・河畔林に成立するユビソヤナギ、シロヤナギ林を観察しました。
この場所は9月の大雨で地形が大きく変わっていました。
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ここでは、ヤナギ林のことや河畔林の成立にはこのような攪乱(かくらん)が必要なことを教えていただきました。

今回の観察会を通して、外来種の問題を身近に感じられました。また、今ある河畔林がどのように形成されたかが分かり、絶滅危惧種のユビソヤナギを含む只見町の河畔林の重要性を再認識できました。

途中天候が崩れることもありましたが、参加者の皆さんは興味津々に崎尾氏の話を聞いていました。
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posted by ブナ at 15:08| Comment(0) | 自然観察会