2017年03月25日

冬の自然観察会

先週末の3月19日(日)に自然観察会「冬のブナ林で野鳥を探そう!」を行いました。

この日の早朝、雪ではなく、大雨。雨だけはやめて!という願いは崩れ去りました。しかし、開始時間の9時半に近づくにつれて、お天気は快方に。観察会の間だけ、奇跡的に雨に降られず、観察会を行うことができました。

この自然観察会の目的は、只見町の最大の特徴である多雪を体験すること、野鳥を観察してみること、スノーシューで雪上を歩くこと、雪の下に埋もれた植物たちの様子を見ることでした。

天気が悪かったため、最初に館内で、多雪が自然環境や生活に与える影響についてお話ししてから、外に出ました。入口付近で、双眼鏡の使い方をレクチャーしました。本格的に双眼鏡を使うのは初めてという方も多くおられましたが、みなさんすぐに要害山の雪崩もしっかりと見ることができるようになりました。

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観察地に着いて車を降りると、みなさんさっそく野鳥を探し始めました。そうこうするうちに、なんと!オジロワシが飛翔しているのを見つけました!野鳥はいつも同じところにいるわけではないので、野鳥を見ることができるかは運です。翼を広げると2メートルを優に超すオジロワシを見ることができたことで、ほっと胸をなでおろしました。

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スノーシューを装着するとブナ林に入りました。雨の後で雪質が悪く、一歩一歩踏みしめながら歩きました。ここは、集落すぐの裏山で、標高400メートルほどです。個人の方の土地で、ブナの天然林だったものをおよそ60年前に皆伐し、一時期、ミズナラやクリの混じる雑木林となっていました。およそ30年前に、キノコを育てるホダ木としてミズナラやクリを選択的に伐採し、その後放置したため、今ではブナの単純林になっています。

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まずはブナの特徴を伝えて、どれがブナの木か探してもらいました。さらに、雪の深さを測ってみました。参加者全員に予想してもらいましたが、一番近かったのは小学校1年生の二人でした。正解は、1.38メートル。今年はあまり雪が深くありません。

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雪を掘って、その中に埋もれている植物の様子も見てみました。林床の低木は、雪の重みで地面に押し倒されて冬を過ごします。しかし、雪の下になることで保温され、また乾燥から守られるというメリットもあります。只見町には、そのような、多雪に耐え、多雪を利用することのできる特徴を持った植物たちが生育しているのです。

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ぐずぐずになった雪に滑りながら、ブナ林を後にしました。すべって転んでも大笑いです。

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観察会には19名の方が参加され、只見町の冬の自然を満喫していただくことができました。ありがとうございました!

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posted by ブナ at 17:17| 自然観察会

2017年02月10日

【おしらせ】かんじきde雪上散歩

直前のご案内です。
明日、あさっての「只見ふるさとの雪まつり」会期中にブナセンターでは、特別企画として、かんじき体験ミニ観察会を行います。
かんじきで雪上を歩きながら、樹木の冬芽や動物の足跡などを観察します。皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
また、暖房の効いた休憩室をお気軽にご利用ください。休憩室のみの利用は無料です。
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(昨年の様子)

かんじきde雪上散歩
日時
2月11日(土)14:30〜15:30
2月12日(日)10:30〜11:30 
※10分前までにただみ・ブナと川のミュージアムで参加受付をしてください。

集合:ただみ・ブナと川のミュージアム入口
(巡回シャトルバス利用の際には、「ただみ・ブナと川のミュージアム下車」とお伝えください。
観察地:水の郷只見川公園
参加費:高校生以上400円、小中学生300円(入館料、保険料含む)
定員:各回20名(当日受付、先着順)
暖かく濡れにくい服装、長靴など濡れにくい靴でお越し下さい(長靴の貸出をします。先着順)
※天候により、中止することがあります。
お問い合わせ先は只見町ブナセンターまでTel.0241−72−8355

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樹木の冬芽です。お猿さんの顔のように見えませんか?何の木でしょうか?
posted by ブナ at 13:20| Comment(0) | 自然観察会

2016年08月10日

7月31日に昆虫採集と観察会がありました。

前日にブナセンター講座で登壇いただいた槇原寛氏と一緒に只見町の学びの森(梁取のブナ林)で昆虫採集と観察会を行いました。

今回は観察場所の学びの森に事前にバナナトラップ、枝トラップ等を仕掛けました。それらで捕まえた昆虫や歩きながら捕まえた昆虫の説明をしてもらいました。
※今回は、観察会のために特別に昆虫トラップを仕掛けて昆虫を採りました。

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バナナトラップ

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枝トラップ

入口付近に仕掛けていたバナナトラップの中には何もなくなっていました。本来ならバナナの匂いに昆虫が引き寄せられますが、ヤマネが中のバナナを全て食べてしまったようです。
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次にライトトラップを確認しました。
ここでは、ミヤマクワガタ、ビロウドカミキリ、ノコギリカミキリ、ウスバカミキリなどの甲虫が採れました。
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枝トラップを確認します。
枝トラップは木と木の間に紐を張りそこに枝を何本か束ねたトラップです。
枝トラップには枯れ木を食べたり、枝の隙間に隠れたりする昆虫、それを食べにくる昆虫が集まります。ここで今回参加者に渡したたたき網を下にしき、棒でたたいて虫を落として捕まえてもらいました。
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今回の観察会では、カミキリムシ類、クワガタムシなどの甲虫やケシキスイムシ科、ハネカクシ科などの小さい昆虫が取れました。トラップを仕掛けてから当日までの間に雨の日が多かったことで捕れる虫の数は少なかったようです。

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そんな中、ヨコヤマヒゲナガカミキリが捕まえられました。
この昆虫はブナの生木を食べるカミキリムシです。ブナの根元付近で幼虫の期間を過ごしますが、成虫になるとブナの若い枝を食べるために木の上の方に移動するためになかなかお目にかかれない昆虫です。

今回の観察会には9名の方が参加されました。採れた昆虫の数は少なかったですが、トラップに捕まった昆虫の解説を聞いたり、枯れた木や葉の下にたたき網を置いて棒で叩いて昆虫を探してみたりと非常に楽しい観察会となりました。

posted by ブナ at 14:01| Comment(0) | 自然観察会

2016年05月03日

5月1日に春のブナ林観察会がありました。

5月1日は、早朝から雨が降り続き、観察会中も雨が降ったり、止んだりと悪天候の中ではありましたが観察会を行いました。
今回は47名と参加者が多かったので、只見町公認ガイドのお二人にガイドボランティアとして参加いただきました。
観察会は10人ほどのグループに分かれて、新緑のブナ林を解説しながら歩きました。

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癒しの森は只見町と金山町の郡界に位置します。看板のある入口から入るとカラマツやスギの人工林とナラ林から次第にブナの優占する林になります。
ブナ林に入ると去年落ちた種子から芽が出ていました。これがブナの実生です。
大きく育ったブナの葉と違って丸くかわいらしい形をしています。

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癒しの森の中には老齢な樹も多く、中でも大きいのは「国境のブナ」と呼ばれる直径が1.3m近くあるブナです。残念ながら3年前に倒れて上を見上げると大きな穴(ギャップ)が見えます。ここでは全体でこのギャップの下でどういう植物が成長していくか(ギャップ更新)について説明しました。

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癒しの森には青春広場と呼ばれるブナの二次林があります。そこは細めの幹の木が一斉に生えているので若く爽快な印象を受けます。時おり、太陽の光が短い間時間ですが差し込み、なおさらさわやかでした。その先には大きなオオウラジロノキがあります。只見町ではヤマナシと呼ばれ、実はお酒に漬けて薬にすることができます。悪天候のためここで引き返しました。道中参加者の方から質問があったり、珍しいものがあると立ち止まり解説したりできたので、いろいろな発見のあった観察会になったように思います
癒しの森から森林の分校ふざわに帰ってきて、昼食をいただきました。
昼食が終わった後に公認ガイドの方から癒しの森の由来など話していただきました。
皆さん、興味深く聞き入っていました。

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外出を考えてしまう雨の日ですが、そういった日だからこそ見られるものもあって楽しい観察会になりました。

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posted by ブナ at 09:33| Comment(0) | 自然観察会

2016年05月01日

春の花観察会

昨日、4月30日に「春の花観察会」を行いました。
出発する前に、ブナセンターの前で春の只見町の美しい景色を観賞しました。駅の裏にある要害山は、只見町に特徴的な雪食地形がよく表れています。展葉が進んでいる山頂のブナ林は薄緑色でモコモコとしていますが、急傾斜地のミヤマナラはまだほとんど茶色です。夏になってしまうと緑一色でわかりにくくなるので、この時期、モザイク植生を観察するのに一番良い季節です。

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黒谷川の林道入口からは徒歩で散策します。ちなみに、林道が崩れているところもあり、基本的には関係者以外侵入禁止ですが、許可を得て入っています。天気予報ではくもりでしたが、歩きだした頃からポツポツと降ってきました。残念ながら、雨に見舞われました。

入口脇の草地には、わずかにカタクリの花が残っていました。ここで春植物の生態についてお話しました。

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林道脇の斜面や崖を除きながら、春を探していきます。エイザンスミレやミヤマキケマン、ヒトリシズカの花などを見ることが出来ました。ひときわ盛り上がったのはラショウモンカズラです。鬼女の腕に見立てて名がつけられたのだとか。

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町外を中心に32名の方にご参加いただきました。ありがとうございました!

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posted by ブナ at 15:14| 自然観察会