2024年12月21日
令和6年度 「自然首都・只見」学術調査研究助成金事業 成果発表会 開催のお知らせ
令和6年度 「自然首都・只見」学術調査研究助成金事業 成果発表会
「自然首都・只見」学術調査研究助成金により只見町に関する調査研究に取り組まれた研究者から今年度の成果について発表していただきます。事前申込は不要です。
■日 時 2025年1月26日(日曜日)13:00−
■会 場 只見公民館 集会室
■参加費 無料
■主 催 只見町
■お問い合わせ TEL:0241-82-5963(只見町役場交流推進課ユネスコエコパーク推進係まで)
上記のとおり開催いたしますので、皆さまお誘いあわせの上ぜひご参加ください。
posted by ブナ at 10:23| イベント
2024年11月26日
11/17 只見こども藝術計画「ブナの森の大きな地図と小さな地図」ワークショップの開催報告
11/17(日)、今年度第二回目の只見こども藝術計画「ブナの森の大きな地図と小さな地図」を開催しました。講師にはアーティストの岩田とも子さんをお迎えし、町内の17名の方(只見高校生1名、小学生7名、保育所児童4名、0歳児1名、親御さん4名)にご参加いただきました。
岩田さんホームページ
http://shizenkansatsu.net
今年のワークショップのテーマは、「ブナの森の大きな地図と小さな地図」。
ブナの森を歩きながら見つけた葉っぱや枝、木の実などを観察して、それらを使った地図を作ったり、葉っぱなどの模様をよく観察して隠されている地図を探します。
前の週の11月10日には“大きな地図を作る”ワークショップを行いましたが、今回は“小さな地図を作る”ワークショップです。会場は前回同様に楢戸集落のブナ二次林の観察の森です。
早速、子供達からは、「どのくらい小さな地図をつくるの?」、と質問がありました。岩田さんから子供達に厚紙で作ったフレームが渡され、今回はこのフレームを使って森の中の葉っぱや枝、石などの模様などをよく観察し、その中に隠された小さな地図を探すことになりました。例えば、葉脈が地図のように見えたりします。気に入った地図となる葉っぱ、枝などは袋に入れて持ち帰ります。石など持ち帰れないものは写真に撮って持ち帰ります。


このクリの木の樹皮にも地図?

イワガラミの葉っぱに地図?

ブナの葉にムラサキトビムシがたくさんいました

ホオノキの落葉の葉脈はまるで地図のよう

落葉を探ると菌糸が。張り巡らされた菌糸もまた地図のように見えます

暖かい日差しの中、地図探しも捗ります

お気に入りの地図は探せたでしょうか

ブナの巨木のまで記念撮影。大人たちも夢中で地図を探しました

フレームから見える景色の面白さにハマりました
次に、会場をただみ・ブナと川のミュージアムに移し、創作活動です。創作は持ち帰ったお気に入りの地図がある葉っぱなどを見ながら、画用紙に色鉛筆で地図を描きます。虫眼鏡で細かく観察したり、ペンライトで明るくしたり、陰影が地図のように見えないか実験もしたりします。地図が描けたら、トレーシングペーパーを重ね、鉛筆で地図の説明を書き込みます。
作品が出来上がったら、みんなの前で発表です。発表が恥ずかしくても、岩田さんが上手に聞き出してくれます。子供達が地図を説明してくれる中で、また別の子供が「私もここに行ってみたい!」と言ってくれました。これに岩田さんは、「それって地図の本質的なことかもしれないね」と反応。子供達の素直な感想に、はっとさせられました。
今回のワークショップでは子供達に(大人も)小さなフレームを使ってもらい、森の細部を観察してもらいました。また、その細部から見えてきた小さな地図を想像し、描き、自分ではない誰かに伝えることができました。今後、只見町のどこかで2回のワークショップで完成した作品を展示する予定です。詳細はブナセンターのホームページなどでお知らせします。
以下に、今回の作品の一部を紹介します。
岩田さんホームページ
http://shizenkansatsu.net
今年のワークショップのテーマは、「ブナの森の大きな地図と小さな地図」。
ブナの森を歩きながら見つけた葉っぱや枝、木の実などを観察して、それらを使った地図を作ったり、葉っぱなどの模様をよく観察して隠されている地図を探します。
前の週の11月10日には“大きな地図を作る”ワークショップを行いましたが、今回は“小さな地図を作る”ワークショップです。会場は前回同様に楢戸集落のブナ二次林の観察の森です。
早速、子供達からは、「どのくらい小さな地図をつくるの?」、と質問がありました。岩田さんから子供達に厚紙で作ったフレームが渡され、今回はこのフレームを使って森の中の葉っぱや枝、石などの模様などをよく観察し、その中に隠された小さな地図を探すことになりました。例えば、葉脈が地図のように見えたりします。気に入った地図となる葉っぱ、枝などは袋に入れて持ち帰ります。石など持ち帰れないものは写真に撮って持ち帰ります。
このクリの木の樹皮にも地図?
イワガラミの葉っぱに地図?
ブナの葉にムラサキトビムシがたくさんいました
ホオノキの落葉の葉脈はまるで地図のよう
落葉を探ると菌糸が。張り巡らされた菌糸もまた地図のように見えます
暖かい日差しの中、地図探しも捗ります
お気に入りの地図は探せたでしょうか
ブナの巨木のまで記念撮影。大人たちも夢中で地図を探しました
フレームから見える景色の面白さにハマりました
次に、会場をただみ・ブナと川のミュージアムに移し、創作活動です。創作は持ち帰ったお気に入りの地図がある葉っぱなどを見ながら、画用紙に色鉛筆で地図を描きます。虫眼鏡で細かく観察したり、ペンライトで明るくしたり、陰影が地図のように見えないか実験もしたりします。地図が描けたら、トレーシングペーパーを重ね、鉛筆で地図の説明を書き込みます。
作品が出来上がったら、みんなの前で発表です。発表が恥ずかしくても、岩田さんが上手に聞き出してくれます。子供達が地図を説明してくれる中で、また別の子供が「私もここに行ってみたい!」と言ってくれました。これに岩田さんは、「それって地図の本質的なことかもしれないね」と反応。子供達の素直な感想に、はっとさせられました。
今回のワークショップでは子供達に(大人も)小さなフレームを使ってもらい、森の細部を観察してもらいました。また、その細部から見えてきた小さな地図を想像し、描き、自分ではない誰かに伝えることができました。今後、只見町のどこかで2回のワークショップで完成した作品を展示する予定です。詳細はブナセンターのホームページなどでお知らせします。
以下に、今回の作品の一部を紹介します。
posted by ブナ at 17:32| イベント
2024年11月21日
11/10 只見こども藝術計画「ブナの森の大きな地図と小さな地図」ワークショップの開催報告(後編)
11/10(日)開催の只見こども藝術計画「ブナの森の大きな地図と小さな地図」の「ブナの森の大きな地図を作る」ワークショップの後編です。会場を、ただみ・ブナと川のミュージアムに移動しての続きです。
ブナの森で採集してきた葉っぱ、枝、木の実などを大きな画用紙に広げ、岩田さんから地図の作り方の説明がありました。
岩田さんから伝えられた作り方の条件は、まず、接着剤、ハサミ、えんぴつなどの人工物は一切使わないということです。道具は自分の手のみで、例えば、葉を千切ったり、枝を折ったりするなどはOK。それらは大きな画用紙に置いて並べるだけ、というものでした。ちょっと驚きでしたが、さて、地図は作れるのでしょうか。
それでは、ブナの森の大きな地図づくりの開始です。
道具は自分の手だけという条件でしたが、参加者はみなそれぞれ工夫して、岩田さんの教えた方法以外の方法も使って地図を作っていました。
最後にできた地図をそれぞれ説明してもらいました。岩田さんが優しく、上手に子どもたちから話を聞き出してくれました。
ブナの森へ行き、五感を使って自然を体験し、創作では想像力豊かに作品を作ることができたワークショップでした。
以下、作品を一部紹介します。
ブナの森で採集してきた葉っぱ、枝、木の実などを大きな画用紙に広げ、岩田さんから地図の作り方の説明がありました。
岩田さんから伝えられた作り方の条件は、まず、接着剤、ハサミ、えんぴつなどの人工物は一切使わないということです。道具は自分の手のみで、例えば、葉を千切ったり、枝を折ったりするなどはOK。それらは大きな画用紙に置いて並べるだけ、というものでした。ちょっと驚きでしたが、さて、地図は作れるのでしょうか。
それでは、ブナの森の大きな地図づくりの開始です。
道具は自分の手だけという条件でしたが、参加者はみなそれぞれ工夫して、岩田さんの教えた方法以外の方法も使って地図を作っていました。
最後にできた地図をそれぞれ説明してもらいました。岩田さんが優しく、上手に子どもたちから話を聞き出してくれました。
ブナの森へ行き、五感を使って自然を体験し、創作では想像力豊かに作品を作ることができたワークショップでした。
以下、作品を一部紹介します。
posted by ブナ at 23:14| イベント
11/10 只見こども藝術計画「ブナの森の大きな地図と小さな地図」ワークショップの開催報告(前編)
11/10(日)、只見こども藝術計画「ブナの森の大きな地図と小さな地図」を開催しました。講師には昨年に引き続きアーティストの岩田とも子さんをお迎えし、町内の17名の方(只見高校生1名、小学生8名、保育所児童2名、親御さん6名)にご参加いただきました。
岩田さんホームページ
http://shizenkansatsu.net
今年のワークショップのテーマは、「ブナの森の大きな地図と小さな地図」。
ブナの森を歩きながら見つけた葉っぱや枝、木の実などを観察して、それらを使った地図を作ったり、葉っぱなどの模様をよく観察して隠されている地図を探します。
この日は、大きな地図を作るワークショップでした。
今年の只見の秋は暖かく、木々の紅葉も例年にくらべ2週間程度遅れてやってきました。地球温暖化の影響の可能性を考えるとあまり喜ばしくありませんが、おかげでワークショップ当日は紅葉の盛りとなりました。朝は冷え込み、靄がかかった天気でしたが、だんだんと日差しでてくる中でのワークショップとなりました。
散策を行ったブナ林は、楢戸集落にあるブナの小さな面積の二次林です。岩田さんから参加者からブナの森にある葉っぱや枝、木の実など使って地図を作ること、そのための材料を採集することが伝えられ、林に入ります。
林の中には、小径が設けられ、道沿いに林を観察します。
道沿いにあったアクシバに赤い果実が数個残っていました。アクシバはブルーベリーと同じツツジ科スノキ属の落葉低木で、果実は食べることができます。参加者の中から代表してアクシバの果実を食べてもらいました。ドキドキしながら食べた感想は、「味がしなーい」でした。
ブナの大木の前では毎年は成らないブナの種子を食べました。ナッツみたいで美味しいのです。ブナの種子はツキノワグマの好物でもあり、ブナの大木の幹肌に残されたツキノワグマの爪痕も観察しました。
道沿いにはブナの倒木が倒れ込んでいましたが、こうした倒木はネズミなどの小動物が道として使う場合もあります。子どもたちにも動物になった気分で気をつけて倒木を渡ってもらいました。
倒木の先にいくと、「ナメコー!」を子どもたちから歓声があがりました。さすが只見っ子です。倒れたコナラから天然のナメコとムキタケが生えていました。ヌメヌメして光り輝くナメコに興味津々、実際に触ってもみました。
折り返し地点には、ブナの木が折れて、そこだけが明るくなっていました(専門用語ではこれをギャップと言います)。明るくなった地面には、ブナの若木が育っており、年齢を数えると大きいもので十数年です。今日の参加した子供達とだいたい同級生のようでした。
林を歩く中で、見る、触る、食べる、匂いを嗅ぐ、聞く、の行為を行い、これらを通して自然を感じてもらいました。
地図の材料を採集して、ただみ・ブナと川のミュージアムへ向かいます。(後編へ続く)
岩田さんホームページ
http://shizenkansatsu.net
今年のワークショップのテーマは、「ブナの森の大きな地図と小さな地図」。
ブナの森を歩きながら見つけた葉っぱや枝、木の実などを観察して、それらを使った地図を作ったり、葉っぱなどの模様をよく観察して隠されている地図を探します。
この日は、大きな地図を作るワークショップでした。
今年の只見の秋は暖かく、木々の紅葉も例年にくらべ2週間程度遅れてやってきました。地球温暖化の影響の可能性を考えるとあまり喜ばしくありませんが、おかげでワークショップ当日は紅葉の盛りとなりました。朝は冷え込み、靄がかかった天気でしたが、だんだんと日差しでてくる中でのワークショップとなりました。
散策を行ったブナ林は、楢戸集落にあるブナの小さな面積の二次林です。岩田さんから参加者からブナの森にある葉っぱや枝、木の実など使って地図を作ること、そのための材料を採集することが伝えられ、林に入ります。
林の中には、小径が設けられ、道沿いに林を観察します。
道沿いにあったアクシバに赤い果実が数個残っていました。アクシバはブルーベリーと同じツツジ科スノキ属の落葉低木で、果実は食べることができます。参加者の中から代表してアクシバの果実を食べてもらいました。ドキドキしながら食べた感想は、「味がしなーい」でした。
ブナの大木の前では毎年は成らないブナの種子を食べました。ナッツみたいで美味しいのです。ブナの種子はツキノワグマの好物でもあり、ブナの大木の幹肌に残されたツキノワグマの爪痕も観察しました。
道沿いにはブナの倒木が倒れ込んでいましたが、こうした倒木はネズミなどの小動物が道として使う場合もあります。子どもたちにも動物になった気分で気をつけて倒木を渡ってもらいました。
倒木の先にいくと、「ナメコー!」を子どもたちから歓声があがりました。さすが只見っ子です。倒れたコナラから天然のナメコとムキタケが生えていました。ヌメヌメして光り輝くナメコに興味津々、実際に触ってもみました。
折り返し地点には、ブナの木が折れて、そこだけが明るくなっていました(専門用語ではこれをギャップと言います)。明るくなった地面には、ブナの若木が育っており、年齢を数えると大きいもので十数年です。今日の参加した子供達とだいたい同級生のようでした。
林を歩く中で、見る、触る、食べる、匂いを嗅ぐ、聞く、の行為を行い、これらを通して自然を感じてもらいました。
地図の材料を採集して、ただみ・ブナと川のミュージアムへ向かいます。(後編へ続く)
posted by ブナ at 15:00| イベント
2024年11月17日
10/13 只見ユネスコエコパーク特別セミナー「ブナ林のマストは何?-遺食住から観る生きもののつながり-」開催報告
10月13日(日)、新潟大学名誉教授の箕口秀夫博士を講師にお招きし、只見ユネスコエコパーク特別セミナー「ブナ林のマストは何?-遺食住から観る生きもののつながり-」を、只見公民館1階集会室で開催しました。会場には21名の方が聴講に来られました。
講演では、タイトルにもある「マスト」(ブナなどの木の実)についてや、樹木の種子や結実状況が広範囲にわたって同調し、数年おきに豊作になる現象や年を指す「マスティング」などのの説明から始まり、それらが森林と野生動物の相互関係にどのように関わっているかを解説して頂きました。
続いて箕口博士の研究テーマである、野ネズミが森林生態系においてどのような役割を持っているのかについてや、森林と野生動物の関係から、ツキノワグマによるクマ騒動についての話題も、分かりやすくお話し頂きました。
最後の質疑応答で、箕口博士は聴講者からの質問に、丁寧に解答されました。
講演して下さった箕口博士、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
講演では、タイトルにもある「マスト」(ブナなどの木の実)についてや、樹木の種子や結実状況が広範囲にわたって同調し、数年おきに豊作になる現象や年を指す「マスティング」などのの説明から始まり、それらが森林と野生動物の相互関係にどのように関わっているかを解説して頂きました。
続いて箕口博士の研究テーマである、野ネズミが森林生態系においてどのような役割を持っているのかについてや、森林と野生動物の関係から、ツキノワグマによるクマ騒動についての話題も、分かりやすくお話し頂きました。
最後の質疑応答で、箕口博士は聴講者からの質問に、丁寧に解答されました。
講演して下さった箕口博士、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
posted by ブナ at 16:32| イベント