2020年02月07日

明日から「只見ふるさとの雪まつり」です!

明日2月8日(土)と明後日9日(日)は、只見町最大のイベント「只見ふるさとの雪まつり」です。雪が少ないどうするの?と様々なメディアで報道していただきました。

節分を過ぎた一昨日・昨日と待ちに待った大雪となりました!吹雪の間は大変でしたが、今日は晴天で美しい雪景色を見ることができます。雪まつりの雰囲気がばっちり整いました!

DSC_5200_R.JPG

「ただみ・ブナと川のミュージアム」と「ふるさと館田子倉」は雪まつりの両日開館しております。

◆「ふるさと館田子倉」は会場から徒歩でおよそ2分。
◆「ただみ・ブナと川のミュージアム」は町内を巡回する無料バスに乗れば雪まつり会場からおよそ5分。
◆ 開館時間は通常通り、午前9時〜午後5時です。

明日・明後日と冷え込みが予想されています。両施設とも休憩所として利用することができますので、空いた時間にぜひお立ち寄りください。

なお、「ただみ・ブナと川のミュージアム」では、下記の時間に展示解説を行います。入館料のみで参加できますので、この機会にぜひご利用ください。

◆「ただみ・ブナと川のミュージアム」館内展示案内
2月8日(土)、9日(日)両日
@10:00〜 A12:00〜 B14:00〜 C16:00〜
各回1時間程度 ※予約不要

2020Winter.png

みなさまのお越しをお待ちしております。

DSC_5197_R.JPG
雪景色が見れる「ただみ・ブナと川のミュージアム」の休憩室

posted by ブナ at 13:38| Comment(0) | イベント

2020年01月25日

草木染体験教室「ぶなの葉染めをしてみよう!」


 2020年1月19日(日)に「ただみ・ブナと川のミュージアム」セミナー室において、「ぶないろくらぶ」の3名を講師にお招きし、草木染体験教室「ぶなの葉染めをしてみよう!」を実施しました。ぶないろくらぶは、本田一恵さん、鈴木サナエさん、酒井勝子さんの3名によって発足されたグループであり、やさしく落ち着いた風合いの「ぶなの葉染め」の技法を用いて、只見町より認定を受けた伝承産品の手ぬぐいや小物を製作しています。

 はじめに、ぶないろくらぶの活動や設立の経緯についてご説明していただきました。ぶないろくらぶ代表の本多一恵さんは、「只見町ブナセンター友の会」や「只見の自然に学ぶ会」に所属し、ブナ林について学んではいたものの、ブナを本当に身近に感じたのはぶないろくらぶの活動を開始してからだったとお話しされました。実際にブナの葉に触り、ブナの種子を食べるなどの体験を通して、一恵さんはブナに魅了されるようになったと言います。また、2014年に只見町が「只見ユネスコエコパーク」に登録され、ブナの重要性を再認識したことも、ぶないろくらぶ設立の大きなきっかけとなりました。
 鈴木サナエさんは、只見町の旧田子倉集落で生活していた祖母が養蚕から糸を取り、絹地に仕立て、草木染めを行っていたことを覚えており、このような自給自足の生活に憧れを抱いていたとお話しされました。そうした先人の生活の知恵を継承したいという思いにより、サナエさんはぶないろくらぶに加入されたそうです。
 ぶないろくらぶの紹介をしていただいたのち、酒井勝子さんに草木染めの行程についてご説明していただきました。

DSC_4748_ぶないろくらぶ設立の経緯について説明する代表の本多一恵さん.jpg
▲ぶないろくらぶ設立の経緯について説明する代表の本多一恵さん

DSC_4772_祖母が作った草木染めの手ぬぐいを紹介する鈴木サナエさん.jpg
▲祖母が作った草木染めの手ぬぐいを紹介する鈴木サナエさん

DSC_4781_草木染めの行程について説明する酒井勝子さん.jpg
▲草木染めの行程について説明する酒井勝子さん

 次に、実際にぶなの葉染めの各行程を参加者に体験していただきました。参加者は水で洗ったブナの落葉を鍋に入れて水に浸し、火にかけて染色液を作る様子を見学したのち、絹地のバンダナやハンカチなどの素材に模様をつける作業を行いました。無地の素材にビー玉を入れて縛ったり、割りばしなどを当てて結ぶと、染色液に染まらない白い模様が生まれます。参加者の方たちはそれぞれに工夫した模様づけを行いました。

DSC_4821_染色液の色を見学する参加者の様子.JPG
▲染色液の色を見学する参加者の様子

DSC_4850_素材の模様つけを教わる参加者の様子.JPG
▲素材の模様つけを教わる参加者の様子

DSC_4884_模様つけを終えたバンダナ.JPG
▲模様づけを終えたバンダナ

 模様づけが終わった素材は染色液が均等に浸透するよう一度水に入れて浸します。その後、あらかじめ火にかけておいた染色液の鍋の中に素材を入れて、よくかきまわします。色むらができないように、何度も素材を鍋の中でかき混ぜることが重要です。一度の染色に30分ほどの時間をかけます。なお、本来の草木染めの行程では常温の染色液に素材を入れた段階で火をつけますが、今回は時間の都合上、先に鍋を温めておきました。
 素材を染色している間、参加者には実際にブナの落葉にさわり、葉をはさみで切る作業を体験していただきました。葉を切っておくと、染色液を作る際に通常よりも早く葉から色が染み出すとされます。また、ぶないろくらぶからは、ブナの葉以外の植物を使って草木染めを行った製品について紹介していただきました。

_1190299_R.JPG
▲素材を鍋に入れて染色する参加者の様子

DSC_4886_R.JPG
▲ブナの落葉を切る参加者の様子

 染め終わった素材は、きちんと水で洗って、よくしぼります。今回は参加者の方に手しぼりで素材の水けを切っていただきましたが、家庭用の洗濯機などを使って脱水することも可能です。

_1190330_R.JPG
▲染色した素材を丁寧に洗う参加者の様子

 一度目の染色を終えた素材を、今度は媒染液に入れて浸します。染色液はそのままでは色が落ちてしまうため、媒染液につけることで色素を素材に定着させます。媒染液は、媒染剤の種類に応じて量を量り、それを40℃ほどのぬるま湯に入れて溶かし、作成します。今回の媒染液はチタンと鉄の2種類を用意しました。チタンで染めると素材が薄茶色になり、鉄で染めると灰色になります。媒染液につけている間も、色むらができないようによくかき回します。媒染液を素手で触ると手が荒れてしまう場合があるため、注意が必要です。媒染液には30分ほどつけておくため、その間、ブナセンターの指導員が只見町に生育するブナの特徴や、只見の人々がこれまでどのようにブナを利活用してきたのかを解説しました。

_1190333_R.JPG
▲素材を媒染液に入れてかきまぜる参加者の様子

 媒染液につけおわった素材は、再び丁寧に洗い、しぼって水けを切ります。その後、素材を染色液が入った鍋に入れて煮込み、2回目の染めを行います。この行程になると、無地だった素材が鮮やかに染め上がっていく様子がよくわかります。染めの時間を利用して、ぶないろくらぶのみなさんに草木染めを行うことの楽しみや苦労話を紹介していただき、さらにブナセンターの指導員が只見町の伝承産品制度の取り組みについて解説を行いました。

 最後に、2回目の染色を終えた素材を洗ってよくしぼり、模様つけの際に使用したゴムやひも、ビー玉、割りばしなどを素材から外します。自分で染色したバンダナやハンカチの模様を見た参加者からは感嘆の声が上がりました。各参加者によって模様が異なり、それぞれに工夫された模様が草木染めの中で綺麗に浮かびました。

DSC_4911_R.JPG

DSC_4946_R.JPG
▲染め上がった模様を確認する参加者の様子

 参加者にそれぞれのバンダナやハンカチを紹介していただき、感想を述べていただくと、思ったよりも綺麗な模様ができたことや、ブナの葉を身近に感じるようになったこと、ブナの落葉を自分でも採取してみたいと思ったことなどの感想が寄せられました。最後に全員で記念撮影を行い、体験教室を終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

DSC_4976_R.JPG

DSC_5046_R.JPG
▲完成したバンダナやハンカチ、感想を紹介する参加者の様子

DSC_5058_R.JPG
▲参加者全員で記念撮影

posted by ブナ at 10:18| Comment(1) | イベント

2020年01月04日

令和2年 年始のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。

只見町は冬景色となり、しんしんと雪が降り積もっています。

DSC_4574_R.JPG

DSC_4559_R.JPG

DSC_4553_R.JPG

DSC_4546_R.JPG

DSC_4566_R.JPG

DSC_4549_R.JPG

只見町ブナセンター付属施設「ただみ・ブナと川のミュージアム」および「ふるさと館田子倉」は本日2020年1月4日(土)より開館しております。

ぜひ冬の只見町を体験しにお越しください。

本年も只見町ブナセンターをどうぞよろしくお願い申し上げます。

posted by ブナ at 11:07| Comment(0) | イベント

2019年12月16日

只見町ブナセンター講座「小林早乙女踊りの歴史と民俗」

 2019年12月15日(日)に、NPO民俗芸能を継承するふくしまの会 理事長の懸田弘訓氏を講師にお招きし、ブナセンター講座「小林早乙女踊りの歴史と民俗」を実施しました。さらに本講座では、只見町の小林早乙女踊り保存会の皆様に早乙女踊りを実演していただきました。只見町において、早乙女踊りは新年に稲作の所作を真似て踊り、豊作と家内安全を祈る予祝行事であるとされています。


 はじめに、小林早乙女踊り保存会に早乙女踊り・甚句・おけさ・神楽の各踊りや演奏を披露していただきました。早乙女踊りでは、早乙女に扮した3人の男性が、太鼓や笛、唄などの演奏に合わせて、たおやかに扇子で8の字を描くように動きながら踊ります。早乙女が躍るかたわら、舞台の右手では旦那様と奥様役の前で、道化がユーモラスな仕草を繰り返しながら、ご祝儀をいただきます。道化は受け取ったご祝儀を舞台裏にしまうと、扇を早苗に見立てて田植えのしぐさを行い、最後には早乙女達の踊りに合流します。

IMGP6351_R.JPG
▲早乙女踊りの様子

IMGP6353_R.JPG
▲旦那様役からご祝儀を受け取る道化

IMGP6357_R.JPG
▲早乙女と合流して踊る道化

 次に、甚句が行われます。早乙女達は今度は扇子を持たずに素手となり、道化と共に踊ります。両手を下から上に大きく動かす躍動感が特徴です。さらに、おけさが始まると、道化は両手に持った2本のササラを打ち鳴らしながら踊ります。笛や唄の調子も軽やかに弾み、テンポが上がっていく様子がわかります。

IMGP6359_R.JPG
▲甚句中の早乙女と道化

IMGP6365_R.JPG
▲おけさ中の早乙女と道化

 最後に、男性2人が獅子舞に扮して踊る神楽が行われます。獅子舞は地を這うように動いたり、立ち上がって仁王立ちとなったり、あるいは途中から演者が1人で演じるようになるなど、様々な動きを見せます。やがて、演奏が静かになっていくと、それに合わせて獅子舞も動きを止め、眠るような姿勢をとります。すると舞台袖から道化が姿を現し、踊り始めました。楽屋の唄い手も、道化の踊りを見ながら、何度も囃し立てます。道化が眠っている獅子舞にちょっかいを出すようなしぐさを見せ、獅子舞の隣に転がり込むと、獅子舞が突然目を覚まして立ち上がり、道化を追い立てます。道化は獅子舞に背を向けて逃げ回りますが、少しでも立ち止まると、獅子舞が道化に噛みつくような素振りを見せます。ついに、道化が舞台から退場すると、獅子舞は舞台下の観客席に移動し、参加者の頭を噛んでいきました。獅子舞に頭を噛まれると、縁起が良いといわれます。

IMGP6373_R.JPG
▲獅子舞が躍る様子

IMGP6482_R.JPG
▲獅子舞に頭を噛まれる参加者

 小林早乙女踊り保存会の実演が終わると、講師の懸田氏が、早乙女踊りの各所作の解説を交えながら、その歴史と民俗について講演されました。1685年に会津藩が編さんした『風俗帳』にはすでに男性が女装して早乙女となり田植え唄を唄ったという記述があり、さらに1807年の『風俗帳』には唄に加え、「踊(おどり)」があったと記録されています。このことから、懸田氏は、早乙女踊りは今から約200年前の文化年間に会津盆地で生まれ、そこから只見町を含む伊南川流域の各集落に急速に広まったと推測されています。当時の伊南川流域は高冷地という気候条件に加え、川がたびたび氾濫したため、飢饉が頻発していました。そのため、田畑の豊作を祈願することは切実な願いであり、その願いが早乙女踊りの普及につながったと考えられます。

IMGP6497_R.JPG
▲講演中の懸田氏

IMGP6499_R.JPG
▲聴講中の参加者の様子

 会津盆地で発生した早乙女踊りは南会津地方に伝わるほか、県北地域や相馬・双葉地方にも伝播しました。これらの地域と比較すると、只見町を含む南会津地域の早乙女踊りは、振り付けの種類が1種類のみであるため、早乙女踊りの古い姿を表しているとされます。また、実演された「小林甚句」や「小林おけさ」は新潟を経由して伝来したと考えられており、民俗芸能の成立が他地域との関係性に強く影響されることがわかります。このような民俗芸能は人々の生活に密着した信仰であり、なおかつ日々の生活に彩を与えるためのせめてもの楽しみであるとお話しし、懸田氏は講演をまとめました。


 その後、参加者から質問がなされ、懸田氏が丁寧に応答されました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

IMGP6514_R.JPG
▲懸田氏に質問する参加者の様子

posted by ブナ at 16:16| Comment(0) | イベント

2019年12月11日

年末年始の休館のお知らせ

只見町ブナセンターより、年末年始の休館についてお知らせいたします。

只見町ブナセンターの付属施設「ただみ・ブナと川のミュージアム」と「ふるさと館田子倉」は、下記の日程で休館いたします。
今年もたくさんの方に「ただみ・ブナと川のミュージアム」と「ふるさと館田子倉」に来館いただくことができました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

〇休館期間
令和元年12月29日(日)〜令和2年1月3日(金)までの6日間

〇開館日
令和2年1月4日(土)より開館いたします。
※冬期間も通常開館しておりますので、ぜひご来館ください

〇お問い合わせ先
ただみ・ブナと川のミュージアム 電話 0241-72-8355
ふるさと館田子倉        電話 0241-72-8466
午前9時〜午後5時(火曜休館)

只見町ブナセンターについては、ホームページをご覧ください。
http://tadami-buna.jp/index.html
posted by ブナ at 15:20| Comment(0) | イベント