2014年10月03日

ブナセンター講座「南アルプスユネスコエコパークの概要と将来への展望」

只見町は今年6月にユネスコエコパークに登録されましたが、同時に登録されたのが南アルプスです。登録にあたりご尽力された増澤武弘氏(静岡大学理学部特任教授)をお招きし、南アルプスユネスコエコパークの現状についてご講演いただきました。

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 南アルプスユネスコエコパークは、只見ユネスコエコパークが只見町全域と桧枝岐村の一部から成るのに対して、静岡県、山梨県、長野県の3県10市町村およそ100万人がくらす広域から成り立っています。南アルプスの大きな特徴は、その中心にそびえる3000m級の山々です!増澤氏は、長年、高山植物の研究をされており、峰に広がるお花畑や南アルプスにしか生育していない希少植物、氷河に削られた岩石が生みだす特異な景観などたくさんの美しいスライド写真とともに、植物の調査研究とその保全対策についてお話しくださいました。南アルプスの自然を守っていくこのと大切さをとても強く感じました。
 しかし、ここ10数年でシカやサルによる高山植物の食害がひどくなったため、景観を壊さない背の低い防獣ネットを開発し、また、人による盗掘に対しては、栽培した希少種の流通させることで、商業価値を下げる工夫を行っているということでした。
 南アルプスは、地域の人にとってもとても遠く、なかなか見ることができない点でまだ知らない人も多いとのこと。認知度を上げること、関連する複数の行政間で情報共有すること、地域振興に地元住民がどう関わっていくかが今後の課題だいうことでした。また、民俗についての研究がまだ十分ではないということです。只見と南アルプスの違いを知ることで、より只見ユネスコエコパークの特色が浮き彫りになった気がしました。
posted by ブナ at 15:41| ブナセンター講座

2014年09月24日

ブナセンター講座・自然観察会のお知らせ

今週末に、ブナセンター講座および自然観察会を開催いたします!

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■ブナセンター講座
 「南アルプスユネスコエコパークの概要と将来への展望」
 9月27日(土) 午後1時30分〜午後3時
 
■自然観察会 (予約が必要となります)
 「沼ノ平のブナ林を歩く」
 9月28日(日) 午前9時〜午後3時

みなさまのご参加をお待ちしております。詳しくは、只見町ブナセンターHPイベント情報をご覧ください。

○予約・問い合わせ 只見町ブナセンター
電話1(プッシュホン)0241(72)8355

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2014年04月25日

田子倉の昔を語る!

4月20日にブナセンター講座「田子倉の昔を語る!」が開催されました。

今回の講座は座談会方式で行われ、語り部は旧田子倉出身の4人の方々です!
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ダムに沈む前の田子倉は4〜5mもの雪が降り積もる豪雪地帯でした。

土地が豊かで、ゼンマイなどの山菜もたくさん採れ、質の良い糸がとれる養蚕も盛んだったそうです。

大きなマスも浅瀬を埋め尽くすように遡上し、沢水をひいた台所にも魚が入ってきていたのだとか。

特にマスをとった際に村の中で均等に配分する「まわり組」という制度は田子倉集落の暮らしの特徴です。

その他にも、シシ山(クマとり)でクマが怖くて逃がしてしまった笑い話や、小さい頃の思い出話を

たくさん聞くことができ、有意義で楽しい時間となりました。

講座が終わった後も、皆さん思い思いに田子倉の暮らしの話に花を咲かせていたようです^^


そして!只見町にもついに桜前線がやってきたようです!
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まだほとんど分かりませんが、数輪だけ・・・
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ついに開花しましたよー!
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只見にも遅い春到来です^^
posted by ブナ at 17:44| Comment(0) | ブナセンター講座

2014年03月15日

ブナセンター講座「雪食地形と植生」

去る3月8日(土)、東京学芸大学名誉教授の小泉武栄先生を講師としてお迎えし、ブナセンター講座を開催しました。小泉先生は、自然地理学や山の自然学を専門とされ、山の景観を地形や地質、気象、植生など様々な観点からひも解き、多くの方々に伝えてこられました。日本ジオパーク委員会の委員をされており、地域の宝物を見つけるのが楽しみなのだそうです。この日は、前日から降り続く吹雪にもかかわらず、64名の方が、遠くは東京都からも足を運んでくださいました!

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雪食地形とは、只見町に住んでいる私たちなら毎日目にしている雪崩で削られた地形のことです。講座では、この雪食地形の成り立ちについて、様々な視点から解析していただきました。

まずは世界的な規模で日本を見てみます。私たちが暮らす日本は、世界的に見ると他にはないくらい雪が多く、風が強い国なのだそうです。その厳しさは、アルプス以上なのだとか!これらの気象によって生じる雪の吹き溜まりや雪崩が落ちた場所にできる残雪は、雪解けが遅れることで裸地や草原、低木林をつくりだし、また、底雪崩(そこなだれ)に含まれる岩屑で岩盤が削られることで筋状の山の形を作りだしているのです。

続いて、雪が生み出した植生帯として偽高山帯についてお話しいただきました。偽高山帯とは、ブナ林をはじめとする落葉広葉樹林帯の上に位置する亜高山帯の標高に、本来あるべき針葉樹がなく、高山帯に似た草原や低木林が広がっている状態をいいます。なぜ偽高山帯が形成されるのか、様々な研究者が提案したあらゆる仮説を検証しつつ、この謎にせまっていきました。

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雪圧、冬の季節風、地形といった単純な仮説に続いて現れたのが、「追い出し説」です。今から6千〜7千年前、世界的な気温上昇が起こりました。これにより、現在本州では標高1600m以上に分布する針葉樹は、標高2000mにまで追い上げられました。そのため2000mに満たない山では針葉樹が滅亡し、再び寒冷化した後も戻らず、草原になってしまっているのです。現在見ている姿だけではなく、数千、数万年前の出来事も今の風景につながっているのですね!

しかし、この仮説も他の新しい発見により3年ももたなかったそうです。現在では、地形や気候を考慮し、より細かく地域的に分析していく方法がとられていますが、偽高山帯の成立過程については、今もって議論がつきないのだとか。自然について、まだまだわかってないことがたくさんあります。

「日頃目にしている景色をあたりまえと思わず、なぜそうなのかを考えてみてほしい」と最後に先生は締めくくられました。視点を様々に変えて見ることにより、みなさんも只見町の何気ない風景を宝物にしてみてください!

posted by ブナ at 16:10| Comment(0) | ブナセンター講座

2013年11月02日

ブナセンター講座「ツキノワグマの生態と付き合い方」

11月10日(日)にブナセンター講座「ツキノワグマの生態と付き合い方」を開催します。講師には、ミュージアムパーク茨城県自然博物館で学芸員をされている山ア晃司氏をお招きします。

tukinowa250.jpg←クリックで紹介サイトへ移動

近年、人的被害や農作物への食害が問題になっているツキノワグマはどんな生き物なのでしょうか?そして、どのように付き合っていけばいいのでしょうか?実際に山に入りツキノワグマを調査されている山ア氏から、ツキノワグマに対する様々な疑問の答えを聞くことのできる機会です。ぜひお誘いの上、ご来場ください。

ブナセンター講座「ツキノワグマの生態と付き合い方」
日 時 11月10日(日) 13:30〜15:00
場 所 ただみ・ブナと川のミュージアム セミナー室
入館料 高校生以上300円 小中学生200円 未就学児無料
※事前申込は不要、ただしブナセンター講座の聴講には入館料が必要となります

問い合わせ 只見町ブナセンター 電話1(プッシュホン)0241(72)8355
posted by ブナ at 14:04| Comment(0) | ブナセンター講座