登山道の状況や下見登山の様子は、只見町観光まちづくり協会のブログ(リンク:http://www.tadami-net.com/topics/20170608/7921)で紹介されていますので、ブナセンターブログでは、下見の時に咲いていた花を紹介していきたいと思います。
オオバクロモジ
葉が開きはじめ、それとともに花のつぼみも膨らんでいます。山開き当日には、黄色の可愛らしい花が開いていると思われます。
ウワミズザクラ
白い房状の花が可愛らしいサクラの仲間です。こちらもまだつぼみが見られましたので、山開き当日にも見られるでしょう。
オオタチツボスミレ
フイリミヤマスミレ
オオバキスミレ
スミレの仲間も出迎えてくれました。オオタチツボスミレは登山口から勾配の強くなる手前あたりまで咲いています。町内でもっともよく目にするスミレの仲間です。
フイリミヤマスミレは登山道からしばらく歩いたところにオオタチツボスミレにまぎれるように局所的に咲いていました。
オオバキスミレは沢沿いと、尾根の登山道に沿う様に咲いていました。登山道のすぐわきにも可愛らしい花や貴重な高山植物なども咲いていますので、踏んでしまわないように、登山道からは外れないで歩きましょう。
サンカヨウ
山野草の小径
登山道を20分ほど歩くと、深山に自生する植物の群落があります。サンカヨウのほか、コバイケイソウ、ニリンソウ、ヤグルマソウ、エンレイソウなどが競い合うように茂っています。コバイケイソウは残念ながら山開きの時にはまだ咲かないと思われますが、サンカヨウやニリンソウの白く可愛らしい花たちが迎えてくれるでしょう。
タムシバ
マルバマンサク
ヤブデマリ
オオイワウチワ
ショウジョウバカマ
標高を上げると、木々に咲く花が迎え入れてくれました。足元にはオオイワウチワやショウジョウバカマの花も咲いていました。要害山では4月末から5月初旬に咲いていた花たちです。
アズマシャクナゲ
ムラサキヤシオツツジ
ウラジロヨウラクツツジ
尾根沿いには桃色や紫色のこれらの花たちが咲いていました。ウラジロヨウラクツツジはつぼみでしたので、山開きの当日はちょうど開花の時期となるでしょう。ウラジロヨウラクツツジと同じドウダンツツジの仲間であるサラサドウダンは、山開き当日にはまだ花は咲かないものと思われます。
また、上で写真紹介した花のほかにも、カタクリやキクザキイチリンソウ、イワカガミ、ツバメオモトも咲いており、ヒメサユリのつぼみも大きく膨らみ始めていました。今日の陽気でマイヅルソウやユキザサなどのつぼみも膨らんでいるかもしれません。
会津朝日岳上部は只見ユネスコエコパークの「核心地域」に指定され、厳重に保護されております。また、会津朝日岳上部以外の地域も全域が「緩衝地域」に指定されておりますので、登山道以外への立ち入りは禁止されています。また、動植物の採取や樹木の損傷、ゴミのポイ捨て、ペットの持ち込みはおやめ下さいますようお願いいたします。
これから先もこの貴重な自然が守られていくように、登山者一人ひとりの配慮をお願いいたします。
平成29年 会津朝日岳下見登山報告(只見町観光まちづくり協会ブログ)
http://www.tadami-net.com/topics/20170608/7921