2016年05月05日

六十里越の様子

昨日、お電話での問い合わせがありました。魚沼と只見をつなぐ六十里越のあたりのブナの様子はどうでしょうか?昨日夕方の様子です。カメラの調子が悪く、いまいちな写真で失礼します。
町内よりも400mほど標高の高い田中角栄の記念碑前です。目の前の「前毛猛山」はまだ雪をかぶっています。スノーシェッドの上にも雪が残っていますが、ブナはすでに展葉していました。

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とはいえ、新緑のブナはモコモコしていて美しいです。

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こちらは「あいよしの滝」。残雪が見られます。

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週末の8日(日)は、要害山の山開き。いよいよ登山シーズン到来です!春植物の季節は過ぎつつありますが、ほかにも様々な楽しみがあります。ぜひ只見町においでください!
posted by ブナ at 16:25| できごと

2016年04月29日

ブナの実生

「実生」と書いて、「みしょう」と読みます。種子から芽生えたばかりの、いってみれば赤ちゃんの植物のことです。

ブナは数年に一度、「なり年」、つまり、たくさん実をつける「大豊作」の年があります。昨年(2015年)は、大豊作でした。只見町のあちこちで、実をつけたブナが見られました。

実には種子が2個ずつ入っています。実を覆うトゲトゲしたカバーを殻斗(かくと)と言います。2015/8/11
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秋にはブナの森の地面にたくさんの種子が落ちていました。拾ってきた種子をプランターにまきました。ブナの種子は乾燥に弱いのですが、只見では冬の間、雪の下にあるので、乾燥することはありません。

一冬越した種子が芽生えました!2016/4/8
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しばらく、茎が伸びて種皮をつけたままのこの状態が続きました。2016/4/21
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子葉(ふたば)が開きました!分厚くて濃い緑色です。葉には筋が入っていて、種子の中に折りたたまれて入っていたことがわかりますが、よく、こんな分厚い葉が小さな種子に入っていたものです。2016/4/25
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今日、本葉が開きました!ブナの最初の本葉の縁は少しギザギザしています。芽生えて1年目のブナはこれ以上、葉をつけることはほとんどありません。これから、何十年、何百年とかけて大木に育っていきます。2016/4/29
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山ではブナの葉がすっかり開いています。開きたての葉は柔らかく、たらんと垂れています。ライトグリーンでさわやかです。葉の表面には白い毛が生えています。もう少し経つと、この毛はとれて光沢のある濃いグリーンの葉なります。(一番最初の写真を見てください)
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今、町中からブナの新緑がよく見えます。もう少しするとナラ類が葉を開いて、やがては、ブナもナラも区別ができないほど、山全体が深い緑となるでしょう。今年は、ブナの実生をたくさん見ることができます。足元にご注意ください。

posted by ブナ at 20:49| Comment(0) | できごと

2016年04月19日

稲荷様

はじめに、国道252号線再開通のお知らせです。
4月21日(木)正午より、福島県只見町と新潟県魚沼市を結ぶ「国道252号線」が、例年より1ヶ月近く早く再開通します。
いつの間にか只見町にもツバメが飛来し、サクラも咲き始めました。
木々が芽吹き始める田子倉湖の絶景を眺めながら、ぜひ只見町にお越しください。

さて、今日は「稲荷様」信仰をご紹介します。
稲荷様と言えば、皆さんキツネを思い浮かべる方が多いと思いますが、只見町には稲荷様の社や祠が多数存在します。
それらは個人や、数件の家々からなる組で管理し、五穀豊穣を願って信仰されてきました。

旧暦2月の初午(最初の午の日)は、稲荷様の日とされています。
初午の日にはお供え物をもって、豊作を祈願するのが集落の習わしです。
ある地区の今年の稲荷様の様子です。今年は3月13日が初午でした。
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集落のお年寄り達は「キツネは油っこいものが好きだ」と言って、ニシンや油揚げ、また餅にワラをとおして稲穂をかたどった「イナボ」を作って、あげもうし(お供え)ます。
右下に見えるのは只見の伝統食「お平」です。
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あげもうしたお供え物は「オゴク」と言い、家に少し持ち帰って「ご利益ご利益」と家族で食べるんです。
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ちなみに、今年は例年にない浅雪でしたが、大雪だった2013年はこのような状態でした!
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2013年に比べると、今年は本当に雪がありません!
春植物の開花や、ブナの開葉など季節が1ヶ月近く早い只見町です。
posted by ブナ at 17:13| Comment(0) | できごと

2016年04月16日

カタクリが満開!&ブナの開葉の状況

今朝の只見町は、ずいぶんと冷え込み、霜が降りました。
満開を迎えたカタクリの花も寒そうです。

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カタクリの群落をよく見ると、一枚だけ出ている小さなカタクリの葉があちこちにあります。

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カタクリは、芽を出してから花が咲くまで7〜8年かかると言われています。その間は、葉を一枚だけだし、その葉で光合成をして得た養分を地下の鱗茎に貯めこんでいきます。カタクリは、春の短い期間だけ地上に現れますが、姿を消しても地下で生き続けており、寿命の長い植物であることが知られています。

このような春植物をテーマとした企画展を開催中です!ぜひ、只見町ブナセンターにご来館ください。詳しくは、↓以下から。
企画展「春植物の生活史〜つかの間の季節を生きる色とりどりの花たち」

さて、ブナセンターのシンボルであるブナの開葉の状況をお知らせします。
集落周辺のブナ林では、開葉が始まりました!

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写真は少しぼけています。すみません。今後の天候によりますが、この数週間でどんどん開葉が進むと思われます。いよいよこの季節がやってきました!

只見町ブナセンターでは、春の大型連休中の4月30日(土)、5月1日(日)に自然観察会を開催します。現在、参加者を募集しています。詳しい内容や参加申し込みについては、↓以下からご覧ください。
春の自然観察会

今年は雪が少なく、例年とは違う植物や風景を見ることができると思います。お誘いあわせの上、ぜひご参加ください!

posted by ブナ at 13:15| できごと

2016年04月11日

寒の戻り

昨日はポカポカ陽気でした。少し歩くと汗ばむほどでした。
ツバメが飛び、ウグイスの声を聞きました。歩きながら見つけた春の植物を紹介します。

エンレイソウ
高さが10センチほどの小さな個体ですが、赤い花が印象的です。
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キクザキイチゲ
薄紫の花が整列していて、私を出迎えてくれたようです。
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ショウジョウバカマ
花が葉のすぐ上についています。花茎はこれから伸びます。
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コゴミ
おいしそう!見つけたのはこの一株だけでした。もう数日したらたくさん出てくるでしょう。
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オオイワカガミ
尾根の上の日当たりのいいところから咲いていました。この時期は葉が赤いことが多いです。
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すっかり春を満喫しました。
ところが今日は一転、寒い日となりました。風が強く横殴りに雪が流れていきます。ブナセンター前の公園も寒々しい景色に戻りました。
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昨日見かけた花たちはどうしているでしょう?寒くて花を閉じているでしょうか?
寒暖の差が激しいときは風邪などひきやすいものです。暖かい日が続いた後ですとなおさらです。今晩は暖かくしてお過ごし下さい。


posted by ブナ at 20:16| Comment(0) | できごと