※ライトトラップについては野生動植物保護条例で禁止されております。
この観察会では特別に町の許可を得たうえで実施しております。
まずは朝の部、バッタ観察会です。ブナセンターをでて只見川沿いの草地を歩き、バッタの観察を行いました。
イナゴモドキ(オス)
その名の通り、メスはコバネイナゴによく似ていますが、イナゴ亜科ではなく、トノサマバッタ亜科に属します。オスは写真のように黄色い体色と長い触角でイナゴとは容易に見分けることができます。
ナキイナゴ
他にもトノサマバッタ、クルマバッタモドキ、マダラバッタ、ナキイナゴと出会うことができました。
続いて夜の部では、ライトトラップによる昆虫の観察を行いました。昆虫が集まってくるまでの間、ブナセンター周辺を歩き
夜の昆虫の観察を行いました。
ヒガシキリギリス
夜間は写真のように植物上を歩き回るほか、7月末ごろからは草地から出てきて産卵するメスの姿もよく見られます。
エンマコオロギ
昼間は草の下に潜んでいますが、夜になると地上を徘徊し、餌を探します。この日はミミズの死骸を食べる姿が見られました。
クルマバッタモドキ
昼間は芝生など、草丈の低い環境で活動するクルマバッタモドキですが、夜間は丈の高い草地に隠れて休みます。トノサマバッタなど、他の短草地を好むバッタでも同様です。
オオカマキリ
カブトムシやクワガタムシに次いで子供たちに人気な虫です。夜間でも獲物を待ち伏せします。
マイマイガ
戻ってくるとライトトラップに昆虫が集まってきていました。ですが、ほとんどがマイマイガ。目的のカブトムシとクワガタムシはわずかしか集まりませんでした。
ライトトラップに関しては残念な結果に終わってしまいましたが、普段は見ることができない夜の昆虫たちの姿を見ることができました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。