只見町は冷涼な気候がカイコの育成やその卵の保管に適するなど、養蚕を行うには恵まれた土地であるといわれます。そのため「只見蚕」という優良蚕種(カイコの卵)や、製糸工場として一世を風靡した「南光社」、さらにカイコの良質な餌となる「十島桑」など、只見町内のみならず他地域においてもその名声が伝えられてきました。
本企画展では、只見で養蚕が隆盛した明治期から昭和期の歴史を紹介すると共に、養蚕の中心となるカイコや桑について、その育成法から利用法までを解説します。また、只見の人々が養蚕への取り組みを通してカイコや桑への心意をいかに育み、生活に取り入れてきたのかを、養蚕にまつわる民俗や信仰の面からも明らかにしていきます。
只見の人々がどのようにカイコや桑を改良し生活の糧としてきたのか、そして養蚕業は只見の人々の生活にどのような影響を及ぼしたのかをご理解いただければ幸いです。
会期:2020年7月4日(土)〜2020年10月5日(月)
場所:ただみ・ブナと川のミュージアム 2階ギャラリー
入館料:高校生以上310円、 小・中学生210円
※20名以上の場合は団体割引があります
※只見町内在住の小・中・高校生は入館料が無料になります
お問い合わせは只見町ブナセンターまで

午前9時〜午後5時(火曜休館)
http://www.tadami-buna.jp/index.html
