2016年03月14日

自然観察会「冬の鳥を見よう」

3月12日(土)に自然観察会を行いました。その様子をお伝えします。雪や雨が降らず、お天気は良かったのですが、風の冷たい日でした。

はじめに只見ダムでカモ類の観察を行いまいした。

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雪解け水で増水し、流れが速くなったせいか、カワアイサが多く集まっていました。

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※画像をクリックすると大きな写真を見ることができます。お腹の白いのがオスで、灰色がメスです。

他に、カルガモ、マガモ、コガモ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、アオサギ、トビを見ることができました。

只見町でカモ類が多くみられるのは、只見ダムや下流の滝ダムです。このことから、ダムができる以前には、只見町にはカモ類が少なかった可能性が考えられます。人間活動は、生物の生息地を消失させるだけでなく、創出することもあります。いずれにせよ、自然界への人の影響力の大きさを再認識させられます。

次に、ダム下流右岸の丘の上にある青少年旅行村に向かいました。
上流側の道路から入ると、斜面の上に小さなトンネルのようなものがあります。

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これは、田子倉ダム建設の際に使われたベルトコンベア用のトンネルです。青少年旅行村の敷地に資材置き場があり、なんと!ここから3km以上離れた田子倉ダムに資材を運ぶために巨大なベルトコンベアが敷かれたそうです!

今度は、かんじきやスノーシューを履いて雪上を歩きながら、森の鳥を探しました。歩き始めてすぐにコゲラが現れました。2羽が幹を突きながら、ゆっくりと登っていく様子をじっくりと観察することができました。

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ここは、コナラの森になっていて、木の中の虫を食べにキツツキがよくやってきます。

雪が解けて土がむき出しになった場所には、早くもフキノトウが芽を出していました。

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雪は湿って重く、歩くのが大変でしたが、いい運動になったという声も。

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雪の下から這い出た日本海要素の植物も観察できました。日本海要素の植物とは、多雪に適応した植物のことで、写真の様に雪の下に埋もれても青々とした葉をつけた状態で冬を越します。

ユキツバキ
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ハイイヌツゲ
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葉を落とさないことから、雪が解けるとすぐさま光合成をはじめ、成長して、再び立ち上がります。多雪地帯である只見町の森の林床に多く生育しています。

旅行村を出て町下橋を渡り、ブナセンターへと戻りました。

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参加者は9名と少数でしたが、残り少ない冬をみなで楽しむことができました。

posted by ブナ at 13:19| 自然観察会