2018年04月15日

ユビソヤナギの野外学習をしました

先日、町内の小学校の5年生を対象にユビソヤナギの野外学習を行いました。

ユビソヤナギは、環境省および福島県のレッドリストで絶滅危惧U類に指定されている種です。「只見町の野生動植物保護条例」に基づく町指定貴重野生動植物にも選定されました。生育地が東北地方の山間部の河川に限定されていることと、河川環境は人為的な改変が著しく生育環境の消失が懸念されることから、保護・保全が必要とされています。只見町と南会津町を流れる伊南川では、およそ40kmに渡って分布しており、ここは日本最大級のユビソヤナギの生育地となっています。

今回は、町内でも比較的観察しやすい「ただみ観察の森」に指定されているユビソヤナギ林で観察会を行いました。まずは堤防の上から、林を観察します。

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その後、河川敷に降りて、間近に樹皮の様子や木の高さ、太さなどを観察しました。今はちょうど花の咲く時期で、地上に落ちた雄花や雌花を手に取って観察することができました。

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この林のユビソヤナギは樹齢が40〜50年と推定され、その頃に一度水があふれて更地に近い状態になったところに種子が落ち、一斉に成長した林と考えられます。

子どもたちは、ユビソヤナギの個体群が維持されるために、このような川の水があふれて新しい地面ができることが必要であることなどしっかりと覚えてくれました。今年1年間を通して、只見町の自然について様々なことを学んでいきます。がんばれ只見っ子!

posted by ブナ at 15:13| できごと