2018年02月28日

座談会「狩猟者に聞く 只見町の狩猟と自然との関わり」を開催しました

クマの巻狩猟(まきがりりょう)の経験を持つ只見町民お二人をお招きし、只見町の狩猟をテーマにした座談会を開催しました。

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<座談会の様子>

話し手としてお招きした小椋紀一さん(小林)と渡部民夫さん(小川)はどちらも50年近くに渡り狩猟を続けており、町内でも数少ないクマの巻狩猟の経験を持つ方です。

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<小椋 紀一 さん>

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<渡部 民夫 さん> 

初めに昭和50年代頃に撮影された田子倉で行われたクマの巻狩猟の映像を見た後、小椋さんにその狩猟方法についてご説明いただきました。巻狩猟とは集団で行う狩猟のことで特にカモシカやツキノワグマといった大型獣を捕獲する際に行う猟法です。クマの巻狩猟では、猟全体の仕切りを担い指示を出すメアテがクマのいる斜面の対岸の山に陣取り、尾根に撃ち手(イテ)が配置され、そこに向かって谷から勢子(セコ)が声をあげながらクマを追い上げ、撃つポイント(ブチバ)まで導き仕留めていました。

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<クマの巻狩猟の映像を見る参加者>

 巻狩の勢子についての説明で小椋さんは「カミノセコナラセ」(上流側にクマが逸れているから勢子は声を出せ)と会場に響き渡るような大きな声を出し、参加者は驚いていました。勢子もそうですが、トランシーバーなどが無い時代にはメアテも声や動きで巻狩の指示を出していたということです。

 また、只見町の巻狩猟は秋田マタギによる影響が及んでおり、クマの巻狩に関して儀礼などが存在しています。渡部氏がクマの巻狩を始めた頃には、剥いだ皮をクマに反対に被せて呪文を唱えたり、クマから臓器を取り出し木に刺して置いたりしていたそうです。巻狩の間は死という言葉を使うことは禁忌とされ、使うと川で沐浴させられひどく怒られたとのことです。

お二人にとって狩猟対象としてクマは特別なもので、共通していたのは1つにお金になったことでした。また、他の狩猟と比べて仲間で一致団結し絆が強かった、クマは他の狩猟鳥獣と違い反撃されることがあるという危機感があるので初めて撃った時には感動して体が震えたなどといったお話からクマが特別な存在であることが感じられました。

50年近く狩猟を続けてきた中で気づいた自然の変化は、まずウサギ、ヤマドリが減ったということでした。30年くらい前には、ウサギの巻狩1回で10数羽獲れた時もあったとの話でした。昔は防寒着としての毛皮の需要が多く、テン、イタチなどウサギの天敵となる肉食獣も多く狩猟していましたが需要の低迷によりほとんど獲らなくなったことが起因しているのではないかということでした。また、ニホンジカ、イノシシなど只見町であまり見られなかった動物が増えており、時期として20年前ぐらいから見るようになったそうです。渡部さんは今年只見町でニホンジカを10数頭獲ったということなので、私たちが思っている以上に数が多いのかもしれません。

最後に、只見町の狩猟の今後についてお聞きしました。全国的に問題となっている狩猟者の高齢化、減少が只見町でもおこっているので、若い狩猟者が増えて欲しいと語られました。

今回の座談会を通して、昔盛んに行われていたクマの巻狩猟の姿を知ること、また、クマの巻狩猟は狩猟の中でも特別なものとして行われていたことを知ることができました。そして、クマの巻狩猟を始めとした只見町で行われていた狩猟について、実際に行った経験のある方々が少なくなっていく中で、記録する必要性があることを強く感じました。

座談会には、町内外から17名の参加がありました。次々に話される狩猟の話に参加者の方たちも興味深く聞かれ、活発な質疑が行われ、盛況のもと終えることができました。

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<座談会の終わった後も話を聞きに集まる参加者>
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2018年02月14日

快晴の只見町

12日の夜明け頃から昨日にかけて只見町は大雪でした。12日の一日の降雪が81p、最深積雪は13日で291pになりました。かんじきで雪の上にあがっても膝くらいまでぬかり、雪のしまりも悪く、思うように除雪ができませんでした。雪まつりの時でなくてよかった。

さて、一晩明けて今日。快晴です!浅草岳の山頂は薄く雲がかかっています。

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ただみ・ブナと川のミュージアムの入口と駐車場は、早朝に除雪が入るので、こんなにきれいになっていました。

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ただ、看板はすっかり雪に埋もれて見えません。

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今日は町中で雪片しです。屋根からの落雪、道路への飛び出しなどに気をつけたいものです。

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2018年02月04日

只見ふるさとの雪まつり同時開催「冬の観察会」

今週末には第46回只見ふるさとの雪まつりがあります。
只見町ブナセンターでは雪まつりにあわせて「冬の自然観察会」を開催します。

自然観察会はただみ・ブナと川のミュージアムに隣接する水の郷只見川公園で行い、樹木の冬芽や動物の痕跡を観察します。
只見町では、2m近く雪が積もっているので、それだけ枝に近く冬芽を細部にわたって見ることができます。また、動物の足跡も雪の上に残るので観察することができます。

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<冬芽>

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<動物の足跡>
冬芽の樹種と動物の足跡の主に関しては観察会にてお話ししますのでお楽しみに

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雪の上を歩く際に必要になるのがかんじきです。
観察会のはじめに履き方と歩き方について説明しますので、はじめても方でも大丈夫です。
みんなで冬の只見町を楽しみましょう。

申し込みは当日受付です。
観察会の時間の10分前までにただみ・ブナと川のミュージアムにお越し下さい。

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http://www.tadami-buna.jp/event.html#winter_observating_meeting2017

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