2017年09月29日

ブナセンター講座「只見町の湿原ー植生から見た多様性」

 9月23日に、只見町の湿原をテーマにブナセンター講座を開催しましたので、ご報告します。

 本講座では、只見自然環境基礎調査事業として実施した町内全域の湿原調査をおこなわれた国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所の菊地賢氏を講師にお招きし、調査結果について解説をいただきました。

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 ▲講師の菊地賢氏と受講者

 はじめに、一般的な湿原の成立過程や湿原にみられる代表的な植物についてお話を伺った後、調査をおこなった町内7か所の湿原のそれぞれの特徴などについて解説いただきました。
 
本講座には、16名の方が参加し、只見町の湿原とその植生の多様性について理解を深めるとともに、湿原が地域の生物多様性を保全する上で重要な生態系であるため今後も湿原を適正に評価・保全していく必要性を改めて認識することができました。

 湿原調査の結果は、現在2階ギャラリーにて開催しております、特別企画展「只見の湿原ーその生態と歴史」の展示パネルでもご覧いただけます。ぜひ、ご来館ください。


posted by ブナ at 16:39| Comment(0) | ブナセンター講座

2017年09月20日

自然観察会「八十里越の化ケ物谷地に行こう!」参加者募集中

現在開催中の企画展「只見の湿原−その生態と歴史」に関連し、9月24日(日)に自然観察会を行います。8月29日に下見に行ってきましたので、観察地の様子を少し紹介します。
 観察地は化ケ物谷地と呼ばれる湿原です。ここは、通常では一般の人が入ることができません。今回は、許可を得て、只見町から三条市へと通じる国道289号線の未開通区間に入ります。そしてさらに途中で車を降りて、廃道となって久しい八十里越古道を歩きます。この古道は、八十里越古道の中でも、明治27年に開削された明治新道と呼ばれる道です。明治新道が使われていた当時は、荷車の通行可能な車道でした。開削から100年以上経った今でもその名残をとどめる幅2m程のしっかりした道が九十九折に続きます。
 化ケ物谷地へは、この明治新道を途中で逸れ、地元の人が使っていたゼンマイ折りの道に入って行きます。途中木の下をくぐるところもありましたが、道はしっかりとしていました。
道の様子からも集落の方が利用管理していることが分かります。

細いゼンマイ折りの道を進むと道沿いに化ケ物谷地があります。化ケ物谷地は、そのほとんどがヨシに覆われていますが、中央に島がありそこに樹木が生えています。山あいは朝方に霧がかかることが多いので、霧の中で突如として森が開けた中に見え隠れするこの島の木が他の場所と違って恐ろしく見えたのでしょうか。化ケ物谷地という名前には想像が掻き立てられます。

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<クサアジサイ>

明治新道沿いではジャコウソウやクサアジサイの花が見られました。

湿原では、カヤツリグサ科のアブラガヤやカサスゲが穂を付けていました。
また、サワヒヨドリやハンゴウソウなどの花も見られました。
観察会の時には、秋ももう少し進むので、秋の花が見られるでしょう。

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<サワヒヨドリ>

観察会では、化ケ物谷地の植生について観察し湿原の形成過程などを考えます。
まだ定員に達していません。普段ではなかなか見られない場所ですので、是非ご参加ください。自然観察会への参加には事前予約が必要です。
詳しくは、http://www.tadami-buna.jp/event.html#kikuchi をご確認ください。

観察会の前日9月23日には、森林総合研究所の菊地賢氏に「只見町の湿原−植生からみた多様性」と題して只見町自然環境基礎調査で行った町内の湿原植生調査の結果を解説していただきます。こちらは予約は不要です。お誘い合わせの上、ご来場ください。

また、現在2階ギャラリーにて、特別企画展「只見の湿原−その生態と歴史」を開催しております。この機会にぜひただみ・ブナと川のミュージアムにご来館ください。
posted by ブナ at 17:19| Comment(0) | イベント

2017年09月02日

秋めいてきました

只見町では、お盆を過ぎて朝晩寒くなり、厚い布団が必要なくらいです。風景も秋めいてきました。今日は朝のうち曇りでしたが、昼ごろには青空が見えました。

田子倉ダムからの町を見下ろした風景です。遠くに蒲生岳のとがった山頂が見えます。

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田子倉レイクビュー駐車場脇のヌルデに花がついていました。

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レイクビューまでのつづら折りの坂の脇にはツリフネソウがひっそりと咲いています。

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日が短くなり、これからどんどん秋に向かっていくでしょう。秋が終われば、また雪の季節です。


posted by ブナ at 16:37| できごと