2016年11月02日

【報告】自然観察会「秋のブナ林と水辺の生き物を観察しよう」

10月23日(日)に布沢の恵みの森で観察会を行いました。
20名近くの方が町内外から参加されました。

前日、ブナセンター講座で会津地方の両生類の話をしてくださった吉川夏彦氏と紅葉の恵みの森を歩きながら、水辺の生き物と秋の森を観察しました。
観察会のある週の初めにぐっと紅葉も進んでいたので、恵みの森もちょうど紅葉の盛りでした。
ただ、今年の紅葉は、綺麗に色づく前に枯れている葉が目立ちました。黄色っぽい紅葉が多かったですね。
そんな中、斜面の上部に真っ赤に紅葉している樹がありました。はっきりとは分かりませんでしたが、マユミでしょうか。
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吉川氏が以前サンショウウオを確認した場所で水辺の石をひっくり返して探します。サンショウウオは湧水や沢水が入る水温の低い場所によくいるそうなので見当をつけて探します。
参加者の方も一生懸命石をひっくり返して探します。
参加者の方の「見つけた」という声にみんなが集まります。

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残念ながらサンショウウオではなく、ヘビトンボの幼虫でした。
2箇所目でやっとサンショウウオを見つけることができました。場所が分かると一箇所で何匹も見つけることができました。

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これはハコネサンショウウオです。
ハコネサンショウウオ類には爪があります。指先に黒く見えるのが爪です。流水域で流されないように爪があるそうです。また、模様の個体変異を多く、背中にまだら模様や線が入ったものがいました。

中の滝まで行く予定でいたが、じっくり時間をかけて観察したので中の滝の手前の開けたところで昼食休憩をとることにしました。

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そこでタゴガエルを見つけました。参加された方の中にカエルを捕まえるのが上手な方がいました。ものずごい速さでカエルを捕まえました。
タゴガエルはのどのところに黒い斑点が密にあり黒っぽく見える特徴があります。後ろ足を掴むようにすればしっかり観察することができます。

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もう一種類カジカガエルを見つけました。
カジカガエルは青くはありませんが、モリアオガエルなどと同じアオガエル科です。タゴガエルと比べると平べったい形をしています。

今回の観察会は、ぐっと気温が下がったこともあり両生類を見つけることが出来るか心配していましたが3種類の両生類を見つけることが出来ました。
吉川氏が見つけた両生類の特徴を説明すると熱心に聞かれていました。
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紅葉が綺麗な時期にサンショウウオやカエルを探すために石をひっくり返したり、足元をじっくりながめたりしながら歩くなんとも季節の風流心に逆らった観察会のようでしたが、休憩中やふと上を見上げた時の紅葉が綺麗でした。
お昼前に強い雨に降られましたが、ほんの短い時間でした。そのあとは青空が見えました。
参加者の皆さんには、水辺の生き物探しと秋の紅葉を楽しんでいただけことと思います。
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posted by ブナ at 16:48| Comment(0) | イベント