2016年05月27日

ヒメサユリ

只見町の初夏の花といえば、真っ先に思い浮かぶのはヒメサユリです。
叶津の岩場に満開です。
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日当たりの良いところ好むヒメサユリにとって、南向きの岩場はかっこうの生育場所です。くぼんだところにわずかに溜まった土のところに生えています。そういうところは、ヒメサユリ以外の草本植物も生えています。
岩場では、直射が当たって岩が非常に熱くなるので、乾燥がきついのかと思ったら、意外とそうではありません。岩場のくぼみの土は一年を通してある程度、湿っていることがわかりました。

ヒメサユリが岩場の高いところにだけ咲いていることもあります。双眼鏡ご持参でいらしてください!

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posted by ブナ at 13:00| Comment(0) | イベント

2016年05月26日

ブナの実生2

4月29日にブナの実生のことを書きました。その後の実生の様子です。
本葉が大きく開きました。そして、子葉が黄色くなってきました。子葉はこれまで一生懸命、光合成をして稼いだものを根に蓄えたり、本葉を広げるのに使ってきました。そして、役目を終えてそろそろ落葉するところです。
子葉から下の茎が、茶色になってきたのとともに固くなってきました。木質化といいます。これまでは、草か木かわかりにくい姿だったのですが、木の片鱗が現れてきたのです。
野外のブナの実生も平地では子葉がそろそろ終わりです。残された本葉がこのシーズン、どれだけ光合成できるかで、来年の生き残りが決まります。

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posted by ブナ at 16:47| Comment(0) | イベント

2016年05月22日

季節を遡る

5月19日、浅草岳を只見沢登山口から稜線に出るまで歩いてきました。
天気もよく、最高の山日和でした。
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入口からすぐに、アズマヒキガエルのお出迎え。カエルは今、恋の季節です。
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山を登るにつれて、見られる花も変わります。

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ユキツバキの花

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ブナの実生

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タムシバの花

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エチゴキジムシロ

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オオバキスミレ

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オオイワカガミ

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カタクリの花

平地では1月前に終わった花も、季節を遡るように見ることができました。

これから山は夏に向けてどんどんと様子が変わっていきます。
そんな変化を感じながらの散策も、とても心地よいものです。

※浅草岳の山開きは6月26日です。それ以前の入山は、現地の情報をよく確認するとともに、ガイドの同伴をおすすめします。
posted by ブナ at 11:54| Comment(0) | 山歩き

2016年05月05日

六十里越の様子

昨日、お電話での問い合わせがありました。魚沼と只見をつなぐ六十里越のあたりのブナの様子はどうでしょうか?昨日夕方の様子です。カメラの調子が悪く、いまいちな写真で失礼します。
町内よりも400mほど標高の高い田中角栄の記念碑前です。目の前の「前毛猛山」はまだ雪をかぶっています。スノーシェッドの上にも雪が残っていますが、ブナはすでに展葉していました。

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とはいえ、新緑のブナはモコモコしていて美しいです。

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こちらは「あいよしの滝」。残雪が見られます。

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週末の8日(日)は、要害山の山開き。いよいよ登山シーズン到来です!春植物の季節は過ぎつつありますが、ほかにも様々な楽しみがあります。ぜひ只見町においでください!
posted by ブナ at 16:25| できごと

2016年05月03日

5月1日に春のブナ林観察会がありました。

5月1日は、早朝から雨が降り続き、観察会中も雨が降ったり、止んだりと悪天候の中ではありましたが観察会を行いました。
今回は47名と参加者が多かったので、只見町公認ガイドのお二人にガイドボランティアとして参加いただきました。
観察会は10人ほどのグループに分かれて、新緑のブナ林を解説しながら歩きました。

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癒しの森は只見町と金山町の郡界に位置します。看板のある入口から入るとカラマツやスギの人工林とナラ林から次第にブナの優占する林になります。
ブナ林に入ると去年落ちた種子から芽が出ていました。これがブナの実生です。
大きく育ったブナの葉と違って丸くかわいらしい形をしています。

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癒しの森の中には老齢な樹も多く、中でも大きいのは「国境のブナ」と呼ばれる直径が1.3m近くあるブナです。残念ながら3年前に倒れて上を見上げると大きな穴(ギャップ)が見えます。ここでは全体でこのギャップの下でどういう植物が成長していくか(ギャップ更新)について説明しました。

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癒しの森には青春広場と呼ばれるブナの二次林があります。そこは細めの幹の木が一斉に生えているので若く爽快な印象を受けます。時おり、太陽の光が短い間時間ですが差し込み、なおさらさわやかでした。その先には大きなオオウラジロノキがあります。只見町ではヤマナシと呼ばれ、実はお酒に漬けて薬にすることができます。悪天候のためここで引き返しました。道中参加者の方から質問があったり、珍しいものがあると立ち止まり解説したりできたので、いろいろな発見のあった観察会になったように思います
癒しの森から森林の分校ふざわに帰ってきて、昼食をいただきました。
昼食が終わった後に公認ガイドの方から癒しの森の由来など話していただきました。
皆さん、興味深く聞き入っていました。

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外出を考えてしまう雨の日ですが、そういった日だからこそ見られるものもあって楽しい観察会になりました。

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posted by ブナ at 09:33| Comment(0) | 自然観察会