2016年02月03日

スワヨリ

只見の現在の積雪は80cmほど。本当に雪の少ない冬になっています。

1月31日に町内の新町地区にのみ受け継がれている「スワヨリ(しめ縄より)」が行われました。
スワヨリとは、この時期に地区の男衆が集まって、神社に奉納するための太いしめ縄をよる行事です。
ワラを足したり引いたりしてより上げるには大変な技術が必要とされます。
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毎年この日は、地区の男衆は朝からしめ縄をより、女衆はソバなどの食事の用意や、奉納後の酒宴の準備をします。
1日かけて、町内の神社・山神・水神と3本の縄をよりあげ、前年に作られた縄と交換するのです。
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なぜこの地区にだけしめ縄よりが残ったのでしょうか?
その理由は、昔この地区に船渡し場があったことが関係しています。

かつて、人々は山や川など自然の恵みを受けて生活していました。
山に行くためには只見川を船で渡らなければならなかったため、
地区の男衆が「スワ」という丈夫な縄をよって川の対岸にはり、それを伝って船を渡していたのです。
その際、まず水神様に水難にあわないように拝んでから川を渡り、渡った後は山神様に山中守護を願い、山に入るのが慣例でした。

その後、橋がかかったことによりスワよりの必要は無くなりましたが、男衆たちの巧みな技術は受け継がれ現在も町内のしめ縄を作り続けています。
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新しいしめ縄を奉納した水神様
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自然とともに生き、自然の恵みをうけてきた人々の暮らしが垣間見える行事です。
posted by ブナ at 12:05| Comment(0) | できごと