2016年02月29日

冬の鳥

現在の只見町の積雪は、なんと70cmしかありません!
昨年の2月28日はまだ2m50cmもの積雪があったので、2月の積雪としては信じられないことです。

これはウサギの足跡。70p近い雪の壁を軽々とジャンプしていました。
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木々の葉が落ちる冬は、鳥たちの姿も見やすくなります。
アトリです。
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数百から時には数万の群れで生活します。
昨年の秋には町内にも群れが飛来しており、「とんでもない数の鳥がいる!!」と話題になっていました。
あまりの数の多さに「天変地異の前触れでは?」と心配された方もいたそうです。

オス
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メス
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この時は10数羽の群れで、一生懸命餌を探していました。
もうすぐ旅立つのでしょう。

こちらは正面を向いていて分かりにくいですが、カシラダカです。
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人家のすぐ脇まで来てさえずっていました。

一生懸命松の実を食べていたヤマガラ。
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ちょこちょこと飛び回り、とても愛らしい鳥です。
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おなかのオレンジのような茶色がよく目立ちます。
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そして雪の上をちょんちょんと走る可愛い後ろ姿。
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ツグミでした。
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只見町ではかつてかなりの数が生息していたようですが、現在は少なくなっています。
かすみ網(鳥類を大量に捕獲できる猟具)が禁止される前は食用として大量に捕られており、ツグミの肉は美味しかったのだとか。

例年にない浅雪で、今年はもう地面が見え始めている山もあります。
春の風景になりつつありますが、そこら中に見られる動物たちの足跡が見られなくなると思うと、寂しくもありますね。
posted by ブナ at 12:26| Comment(0) | 野鳥

2016年02月15日

ミニ観察会「雪の公園を歩く」を開催しました!

只見町ブナセンターでは、2月13〜14日に行われた只見ふるさと雪まつりに合わせてミニ観察会「雪の公園を歩く」を開催しました。
初日は、気温も上がり暖かい中、かんじきを履いてブナセンター隣接の水の郷只見川公園を散策しました。
今回はその様子をお伝えします。

まずは、かんじきを履かずに雪の上を歩きました。今年は積雪が少なかったのですが、それでもかんじき無しでは足がズボズボと沈んでしまいます。

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▲かんじき無しでの歩き心地を確認

次にかんじきを履きました。かんじきのひもの結び方は少し複雑で、悪戦苦闘している方もいました。最初にきっちりと結ぶことが重要です。

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▲かんじき履きに挑戦

かんじきを履き終わったら、いよいよ散策開始です。

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▲公園の入口から観察会スタート

雪の上をザクザクと進んでいきます。皆さん、靴だけの時より、かなり歩きやすいと驚いていました。

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▲かんじきに慣れるため、まずはゆっくりと歩きます

歩き慣れてくると、それぞれ思い思いに歩きながら散策が続きます。

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▲かんじきを履いた歩行にも慣れてきました

今回の観察会では、かんじき体験の他に公園内に生えている樹木の冬芽を観察しました。
冬芽とは、越冬し春になると葉や花になる芽のことです。
只見町を代表する樹木であるブナの冬芽やフサフサの毛で覆われたキタコブシの冬芽、そして樹液で覆われてネバネバするトチの冬芽といった特徴的な3種の樹木の冬芽を、実際に触って違いを確認しました。

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▲ブナの冬芽を観察

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▲キタコブシの冬芽をパシャリ

その後、公園内最高峰の小高い丘を登り、周囲の山々を眺めました。当日は曇り空でしたが、浅草岳や要害山、蒲生岳など只見の代表的な山をきれいに見ることができました。

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▲かんじきを履いていればこんな丘もへっちゃらです

最後は、斜面を下り、公園をぐるりと回って終了です。皆さん、まだ、足跡の付いてない真っ白な斜面を勢いよく下っていきました。

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▲雪の斜面を気持ちよく駆け下りる

今回の観察会は、雪の少ない地域からの参加者が多く、普段履く機会が少ないかんじきの履き心地や冬芽の観察を楽しまれたと思います。

ブナセンターでは、今後も季節とともに鳥の観察会や春植物の観察会など、様々な企画を行う予定です。ぜひお誘いあわせのうえ、ご参加ください。


posted by ブナ at 13:32| Comment(0) | 自然観察会

2016年02月10日

アニマルトラッキング

只見町は8日にマイナス10度を下回り、放射冷却でキンキンに冷えました。
こんな日は堅雪渡り日和。カチカチになった雪の上をどこまでも歩くことができます。
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久しぶりの澄み切った青空に、あたり一面光り輝く表面霜も見事でした。
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人家周辺にはシジュウカラがさえずっていました。
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林の中では一生懸命餌を探しています。
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ヒガラやコガラにも似ていますが、背中が緑がかっており、首から腹にかけてネクタイのような黒い模様がシジュウカラの特徴です。

橋のたもとまで歩いていくと、橋の上にはかんじきとウサギの足跡。
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このケン・ケン・パッのような足跡がウサギです。
前足→前足→後ろ足の順で地面を蹴るためこのようになります。
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そしてウサギの足跡の写真を撮っている数分の間に、すぐ後ろにはこんな足跡がついていました!
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人間の手のようですが、これはサルの足跡なんです。
橋を渡ろうとしたものの、橋の上に変な人間がいたので様子をみて引き返したようでした。

その後足跡は、林の中を突き抜け、
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集落の家々の間をぬうように歩き回っていました。
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足跡は1頭分だけなので、はぐれサルのようです。

その他にもテンやキツネなど様々な足跡が多数ありました。
足跡や糞、食痕等を見ながら、どんな動物で、どのような生態なのか読み取っていくことをアニマルトラッキングと言います。

堅雪渡りとともに冬の楽しみの一つです。
posted by ブナ at 17:14| Comment(0) | できごと

2016年02月07日

避難訓練と心肺蘇生訓練を行いました。

ブナセンターでは2月5日に避難訓練と心肺蘇生訓練を行いました。当日は、消防署の方に指導をしていただきました。今回はその様子をお伝えします。

ブナセンターでは、これまで定期的に避難訓練を行ってきました。今回の避難訓練では、火災の発生を想定し、現場の確認、初期消火、避難誘導、そして通報・連絡までの流れを確認しました。消防署の方の講評を通して、スタッフが少ない場合に優先すべき行動や火災報知機などの効率的な操作を確認することができました。

その後、心肺蘇生訓練を行いました。心肺蘇生訓練では、訓練用の人形を使用し、心臓マッサージや人工呼吸、そしてAEDの使い方を指導してもらいました。
まず、心臓マッサージの訓練では、手順や行う際のポイントを教えてもらいました。そのポイントは、体重を乗せて力を込めつつ適度な速さで行うことです。思った以上に力が必要で、訓練だけでもへとへとになってしまいました。

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▲心臓マッサージの訓練

次に人工呼吸の訓練です。気道確保や肺に空気が入っていることを確認する方法を指導してもらいました。また、嘔吐や吐血がある時などは、人工呼吸をしない方が良いということも知ることができました。

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▲人工呼吸の様子

AEDによる心肺蘇生訓練では、練習用のAEDを使用して、手順を説明してもらいました。AEDを初めて使う人も多く、とても貴重な訓練となりました。

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▲AEDパッドを正しい位置に装着

最後には、心肺蘇生を行う前や行った後のことなどを教えてもらいました。心肺蘇生の前には、まず心臓マッサージなどを効果的にできる安全な場所へ救護者を移動させる必要があります。また、蘇生後は、嘔吐などに対応するため、回復姿勢にすることなどを知ることができました。

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▲救護者を楽に移動させるための方法

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▲心肺蘇生後に行う回復姿勢

今回の訓練では、消防署の方々からの指導を通して、これまでの避難訓練で行ってきたことの確認や心肺蘇生の際に押さえておくべき点を新しく知ることができ、とても有意義な訓練となりました。
もしもの時に訓練通りに動けるように、今後もこのような訓練を定期的に続けていきます。


posted by ブナ at 15:15| Comment(0) | できごと

2016年02月03日

スワヨリ

只見の現在の積雪は80cmほど。本当に雪の少ない冬になっています。

1月31日に町内の新町地区にのみ受け継がれている「スワヨリ(しめ縄より)」が行われました。
スワヨリとは、この時期に地区の男衆が集まって、神社に奉納するための太いしめ縄をよる行事です。
ワラを足したり引いたりしてより上げるには大変な技術が必要とされます。
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毎年この日は、地区の男衆は朝からしめ縄をより、女衆はソバなどの食事の用意や、奉納後の酒宴の準備をします。
1日かけて、町内の神社・山神・水神と3本の縄をよりあげ、前年に作られた縄と交換するのです。
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なぜこの地区にだけしめ縄よりが残ったのでしょうか?
その理由は、昔この地区に船渡し場があったことが関係しています。

かつて、人々は山や川など自然の恵みを受けて生活していました。
山に行くためには只見川を船で渡らなければならなかったため、
地区の男衆が「スワ」という丈夫な縄をよって川の対岸にはり、それを伝って船を渡していたのです。
その際、まず水神様に水難にあわないように拝んでから川を渡り、渡った後は山神様に山中守護を願い、山に入るのが慣例でした。

その後、橋がかかったことによりスワよりの必要は無くなりましたが、男衆たちの巧みな技術は受け継がれ現在も町内のしめ縄を作り続けています。
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新しいしめ縄を奉納した水神様
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自然とともに生き、自然の恵みをうけてきた人々の暮らしが垣間見える行事です。
posted by ブナ at 12:05| Comment(0) | できごと