2015年10月30日

10月24日にブナセンター講座「ニセアカシアの生態と管理 外来種の脅威」を開催しました。

森林生態学を専門にされていて、特に河畔林が、どのように成立しているかということを研究されている崎尾均氏(新潟大学教授)をお招きして、河畔林への侵入が問題になっているニセアカシアについてお話しいただきました。
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ニセアカシアは北米原産のマメ科植物で明治初期に日本に持ち込まれたといわれていて、現在では全国の河畔林を中心に分布しています。
治山や砂防のために有用な緑化植物として日本各地に導入されたという過去があります。日本では養蜂するときに、重要な蜜源でもあります。

ニセアカシアは種子による繁殖だけではなく、根から芽をだす根萌芽も盛んに行い繁殖します。
導入された場所から種子が河川などを流れて分布範囲を拡大させ、根萌芽によって侵入した場所で大きな群落を形成し、在来の植物の生育場所を奪っていることが問題になっています。

また、除去するためには、ただ伐採しただけでは萌芽、根萌芽によって逆に繁茂してしまいます。
このこともニセアカシアの侵入の問題解決をいっそう難しくしています。
除去するためには根気強く、周期的に伐採を繰り返す必要があります。

講座の終盤には伊南川へのニセアカシアの侵入状況をお話していただきました。

山間地では遠い存在のように感じる外来種も着実に侵入している状況が分かりました。
「外来種の脅威」と外来種の侵入に対して危機感を煽る講座タイトルでしたが崎尾氏の軽妙な話題に笑いが起こる一幕もあり楽しく、ためになる講座になりました。
posted by ブナ at 12:46| Comment(0) | ブナセンター講座

2015年10月26日

虎ノ門生態学研究会からの報告2

10月4日のブログで虎ノ門生態学研究会による公開講演会をご案内しましたが、虎ノ門生態学研究会の皆さんは10月10〜12日の3日間、只見町に滞在して公開講演会のほかに研究会、エクスカーションをされました。10月23日に続き、もう一件、その時の様子をブログに寄せて下さっています。
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虎ノ門生態学研究会に参加して
東京農工大学 農学部3年
青山悠

今回、私は初めて虎ノ門研究会の合宿に参加させていただきました。
只見に着いてまず感じたのが、とにかく景色が綺麗、ということ。見渡すかぎり紅葉の始まった山ばかりが目に入り、普段建物に囲まれた環境で生活している私は非常に開放的な気分になりました。
その自然をより間近で体験できたのが、三日目のエクスカーションでした。只見のブナ林では、よくあるスギやヒノキばかりの林とは異なり多様な植物を目にすることができました。私は植物や森林に関する知識が非常に乏しいのですが、ブナセンターの方や他の参加者の説明のお陰で景観を楽しみながら歩くことができました。
初日・二日目の公演会も、自分とは異なる分野の方々のお話を聞ける良い機会となりました。

普段は自分の分野に専念しつつ、時折こうした会に参加し広い視野をもって研究に励んでいきたいと思います。

最後に、貴重な機会をくださったブナセンターの方々や参加者のみなさまをはじめ、お世話になった方々にこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
posted by ブナ at 13:09| Comment(0) | イベント

2015年10月25日

雪囲い設置

全国的に紅葉が徐々に広がり、少々肌寒い季節になりました。
只見町でも多くの木々が色付き、山はすっかり秋の装いです。

さて、只見町ブナセンターでは、早くも冬に向けて公園の樹木へ雪囲いが設置されました。
樹木の大きさや形に合わせて、木材が綺麗に組まれています。

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樹木だけではなく水車小屋にも雪囲いが施されました。
雪の深い只見町では、雪囲いをしないと木々も小屋も雪の重さで潰れてしまうので、雪囲いは大事な冬の準備です。

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町内の各所では、今後も徐々に雪囲いの設置が進められていく予定です。
全部の雪囲いの設置が終わる頃には、いよいよ本格的な冬を迎えることでしょう。
posted by ブナ at 09:31| Comment(0) | できごと

2015年10月23日

虎ノ門生態学研究会からの報告

10月4日のブログで虎ノ門生態学研究会による公開講演会をご案内しましたが、虎ノ門生態学研究会の皆さんは10月10〜12日の3日間、只見町に滞在して公開講演会のほかに研究会、エクスカーションをされました。その時の様子をブログに寄せて下さっています。
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虎ノ門生態学研究会に参加して
筑波大学生物学類 3年
井戸川直人

10月の10日から12日にかけて、虎ノ門生態学研究会の遠足のため、只見町を訪れました。美しい自然に囲まれながら生態学を語らう3日間は、私にとってきわめて有意義な学びの機会でした。
研究会には、全国の大学や研究機関から研究者と学生が集いました。少人数であったため、一人ひとりの研究テーマが深く掘り下げられたことが印象的です。私がこれまで参加してきた大規模な学会では、これほどまでに濃密な議論はありませんでした。また、研究生活や進路に関する相談にも親身に応じていただきました。この研究会で得られた知識とアドバイスは、今後の学生生活や研究活動の上できっとよい糧となることでしょう。
赤や黄色に色づき始めた只見町の山々の美しさは、つくばに帰った今でも忘れられません。厳しい雪と闘うように伸びる木々が織りなす景観に、生態学の面白さを再認識しました。
 この貴重な経験で培った知識と経験を活かして、さらに学問に励む決意です。結びに、このたびお世話になった只見ブナセンターおよび只見町のみなさまに御礼申し上げます。

写真は井戸川氏がエクスカーションのブナ林で撮影
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posted by ブナ at 10:16| Comment(0) | イベント

2015年10月18日

紅葉の様子 10月18日

今朝の只見町です。朝は霧が出ていましたが、8時頃には上がり始めて、今は青空がのぞいています。

町下橋から只見ダムの方を望む

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ブナセンター周辺の様子
樹種によって紅葉の色が違うので、様々な色が混在しています。

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急斜面はミヤマナラが多く、一様に赤く紅葉しています。

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只見ダムです。カモ類がやってきました。キンクロハジロ、ホシハジロ、マガモが見られました。カルガモとカワウは周年見られます。

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日ごとに山の様子が変わっていきます。町民は収穫に大忙しです。天気が良いので収穫されたジュウネン(えごま)を干していました。

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posted by ブナ at 09:48| できごと