2018年07月14日

今年ブナの結実状況について

ブナは毎年同じように結実することは無く、年によって豊凶があることが知られています。
只見町のここ最近の豊凶については、2015年(豊作)2016年(凶作)、2017年(凶作)でした。
今年の只見町のブナの結実状況はどうでしょうか。
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写真からも実をたくさんつけていることが分かります。
今年は、結実が可能な樹齢に達している木のほとんどに実がついているようでした。
豊作年になりそうです。
posted by ブナ at 10:00| Comment(0) | おしらせ

2018年07月09日

夏のキンクロハジロ

今朝の只見ダムです。晴れてさわやかなお天気です。

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ダムにキンクロハジロがいました。この鳥は本州では基本的に冬鳥で、この時期に見るのは珍しいことです。

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また、この鳥はオスですが、体の脇が白いのでエクリプスではなく繁殖羽のようです。
カモ類では、越冬期につがいを形成します。オスのカモはこの頃メスをひきつけるための目立つ繁殖羽になります。しかし繁殖期が終わると羽根が生え換わり、メスに似た地味な羽色になります。これをエクリプスと呼んでいます。キンクロハジロの場合、体の脇の白い部分が薄茶色になるようです。
夏には見られない鳥なのでいつエクリプスになるのか正確には知りませんでしたが、これからなのかもしれません。

ダムの堤防から見える浅草岳。山頂付近の雪もずいぶんとけました。

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今日は暑くなりそうです。
posted by ブナ at 09:55| できごと

2018年07月05日

ブナセンター講座「工芸―自然と人をつなぐものづくり」

気温が30度を超える真夏日になることもあり、すっかり夏の到来を感じます。

7月1日(日)にただみ・ブナと川のミュージアム セミナー室でブナセンター講座を開催しました。
今回は福島県立博物館専門学芸員の小林めぐみ氏をお招きして、「工芸―自然と人をつなぐものづくり」というタイトルで行いました。

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小林氏は喜多方の漆掻き職人さんの作業の様子を見た際に、”工芸は自然から分けてもらっているものだ”という気づきがあったそうです。そこから、自然と人との関わりについて福島県内の工芸品と産地の事例を交えながらお話がありました。
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講演の途中、現在ブナと川のミュージアム2階ギャラリーで行われている企画展アーカイブ「只見の手工芸」の会場に移動し、ギャラリートークが行われました。
参加者の方から積極的に質問が出たり、講師の方から町民の方に質問がされたりしました。

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その後セミナー室に戻り、講演の後半では、伝統的なものづくりや文化を残し、伝える方法のひとつとしてアートプロジェクトの紹介がされました。小林氏が携わった福島県内で行われたアートプロジェクトの中で、アーティストが地域に入り、それぞれの視点で地域の伝統文化やものづくりを発信した様子を知ることができました。

また、講演の中では自然の恵みを活かしながら、雪降る冬の間に手仕事をする只見地域の伝統的な暮らしの豊かさについても触れられました。そういった文化、暮らしを継承し、知らない人にむけて発信して欲しい、ぜひ手本となっていってほしいというお話がありました。

講座には約30名の方が参加され、漆掻きの映像やプロジェクトの紹介を皆さん興味深くご覧になっていました。
自然と人とが共生する社会を目指すユネスコエコパークの理念と繋がるお話が多くあり、只見ユネスコエコパークの推進拠点であるブナセンターにとっても非常に参考になるご講演でした。

引き続きブナと川のミュージアム2階ギャラリーでは企画展アーカイブ「只見の手工芸」を開催しています。みなさまぜひお越し下さい。

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posted by ブナ at 12:06| Comment(0) | ブナセンター講座

2018年06月24日

自然観察会「大谷地と周辺の森林植生を観察しよう」

 6月17日に布沢大田集落に位置する大谷地とその周辺の多様な森林植生について観察する観察会を開催しました。この観察会は16日に開催したブナセンター講座と同様に只見町公認自然ガイドの育成研修を一般公開したものです。

 今回の観察会は移動距離がそんなに長くなかったこともあり、道中の気になった植物など解説をしたりじっくり観察をしながら進みました。大谷地周辺には、只見町の代表的な森林植生であるブナ林のほか、地域住民による過去の薪炭材利用などを経て成立したナラ林や雪解け水や雨水で冠水するような凹地に成立するヤチダモ林があり、それぞれの森林の特徴や成立要因について説明がありました。

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観察会には、前日のブナセンター講座の講師にお招きした十日町市立里山科学館越後松之山「森の学校」キョロロの学芸員の小林誠氏にも同行いただき、環境によってブナ林の葉っぱの大きさが異なるなどのブナ林についてのお話や解説するときのポイントを教えていただき、公認ガイドの方々も一般の参加者の方もみんな熱心に耳を傾けていました。

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(ラミネート加工してあるものが関東のブナの葉っぱで、左手に持っているのが落ちていた葉っぱです。)

また、大谷地では公認ガイドさんから現在のスギ人工林に代わる前に立派なブナ林があったことをお話しいただきました。
当日は30名の方が参加し、様々な森林植生について学びながら景観を楽しんでいただき、和やかな観察会となりました。
posted by ブナ at 15:32| Comment(0) | イベント

ブナセンター講座「雪ふる里山を舞台とした環境教育の実践−自然体験を通じて「伝えたい」こと、「伝わる」こと−」

 6月16日(土)に十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロの学芸員である小林誠氏をお招きし、ブナセンター講座を行いました。今回の講座は只見町公認自然ガイドの育成研修として行われたものを一般の方にも公開したものです。

 講座では、只見町と同じく豪雪地帯である松之山の里山をフィールドとした博物館として取り組む地域づくりについてお話しがありました。キョロロでは環境教育の手段として市民と協力して調査をおこなったり、自然体験をおこなうことに力を入れているそうです。市民参加型調査を行うことで参加者に身近な生物多様性に気付いてもらえたり、地域の方から新しい知識をもらうことがあるといったこうした取り組みの効果や自然体験でのポイントなどを説明いただき、参加者だけでなく地域づくりを目指すブナセンターをしても非常に参考になるお話を伺うことができました。

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当日は23名が講座に参加し、質疑応答も活発に行われました。
講演を通して参加者が地域づくりについて考える有意義な時間となりました。
posted by ブナ at 14:47| Comment(0) | イベント