4月27日(日)に癒しの森にて毎年恒例の新緑のブナ林観察会を実施し、町内外から9名が参加しました。林内にはまだ多くの残雪があり、ブナの新緑と残雪のコントラストを楽しむことができました。
道中では、秋に落ちたヤマナシ(オオウラジロノキ)の果実や、ブナの花を観察しながら目的のブナ林まで進み、あまり人の手が入っていない原生林に近い自然林と、伐採後に再生した二次林を観察・比較した後、戸板山眺めで咲き始めのオオイワウチワの花を楽しんでから折り返しました。
只見らしい残雪と新緑のブナ林を体験できた観察会となりました。
参加いただいた皆様ありがとうございました。次回の観察会も是非ご参加ください。
2025年05月06日
4/27(日)「ブナ林の新緑観察会」開催報告
posted by ブナ at 13:31| 自然観察会
4/26(土)「野生植物の花観察会」開催報告
4月26日(土)に黒谷入地区で春の花観察会を開催し、町内外から16名の方が参加しました。当初は深沢地区で開催予定でしたが、残雪が多かったため観察地を変更しての開催となりました。
春らしい気持ちの良い天気の中、カタクリ、キクザキイチゲ等の春植物が花を咲かせており、フクジュソウは一面の絨毯となって咲き乱れ、参加者からは感嘆の声が上がりました。絶滅危惧種のユビソヤナギの観察も行い、河川環境との関係も理解を深めました。
また、雪食地形と残雪、ブナの新緑、オオヤマザクラの花などが組み合わさったこの季節ならではの美しく只見らしい景観も楽しむことができた観察会となりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
春らしい気持ちの良い天気の中、カタクリ、キクザキイチゲ等の春植物が花を咲かせており、フクジュソウは一面の絨毯となって咲き乱れ、参加者からは感嘆の声が上がりました。絶滅危惧種のユビソヤナギの観察も行い、河川環境との関係も理解を深めました。
また、雪食地形と残雪、ブナの新緑、オオヤマザクラの花などが組み合わさったこの季節ならではの美しく只見らしい景観も楽しむことができた観察会となりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
posted by ブナ at 13:19| 自然観察会
2025年03月15日
春の観察会2025 開催のお知らせ
「春の観察会2025」
只見町ブナセンターでは、自然観察会「野生植物の花観察会」「ブナ林の新緑観察会」を開催いたします。
下記の通り開催いたしますので、お誘いあわせの上ご参加ください。
「野生植物の花観察会」
■日 時 2025年4月26日(土曜日)13:00−16:00
■観察地 余名沢の森
■集合場所 季の郷 湯ら里 駐車場 (只見町長浜上平50)
■持ち物 長靴あるいはトレッキングシューズ+スパッツ、雨具、飲み物
■参加費 高校生以上400円、小・中学生300円、町内在住の小・中学生、高校生100円(保険料込み)
■定 員 30名 [要事前申込、締切日4/25(金)]
「ブナ林の新緑観察会」
■日 時 2025年4月27日 (日) 9:00〜12:00
■観察地 癒しの森
■集合場所 癒しの森 駐車場(県道352号線沿 松坂峠)
■持ち物 長靴またはトレッキングシューズ、雨具、飲み物
■参加費 高校生以上400円、小・中学生300円、町内在住の小・中学生、高校生100円(保険料込み)
■定 員 30名 [要事前申込、締切日4/25(金)]
お問い合わせ TEL:0241-72-8355 只見町ブナセンターまで
posted by ブナ at 14:06| おしらせ
2025年03月13日
3/9(日)「雪どけのブナ林観察会」開催報告
3月9日(日)、雪どけのブナ林観察会を余名沢の森(深沢集落)で開催しました。参加者は町内者10名、町外者4名の計14名の参加がありました。
観察会のタイトルは「雪どけ」でしたが今年の只見の冬は雪が多く、たくさん積もった雪の上を進んでいきました。
カケスの鳴き声を聞きながら斜面の急なスギ林を進み、ブナ二次林へ向かいます。
途中で、冬芽をつけたブナを見かけたり、枝が雪の下に埋まってしまったスギを見かけ、持ち上がるか試したりしました。
▲雪の重さに垂れ下がった枝。雪の沈降力によって、人の力では持ち上がらないほど重くなる。
スギ林を抜けると、かつて薪炭林として利用されていたブナ二次林が広がっていました。
二次林のなかでもよく成長した太いブナは、参加していた子どもたち3人が手をつないで作った輪と同じくらいの太さでした。
▲観察会の途中、すっかり雪の下になった標柱と記念撮影をする参加者たち。
▲今回の観察会では福島県森林環境交付金を活用して製作した観察の森内案内標柱の解説と整備体験を行いました。標柱が180p(地中部含む)なので、その雪の量に驚きました。
ブナ二次林をさらに進んでいくと、奥にブナの巨木がありました。今回はその巨木の周りで小休憩を挟みました。温かいコーヒーを飲みながら参加者同士で自己紹介をして交流を深めました。
休憩後の帰り道は、来た道とは別のルートでスギ林方面に向かっていきます。
帰りのルートでは、トチノキやホオノキ、ヤマブドウ、ゴヨウマツ、アカマツ、ウダイカンバなどの樹木のほかに、カミキリムシの穿孔痕やキツツキの仲間が付けた穴など、動物たちの生活の痕跡が確認できました。
今回は途中で雪が降り、あまり好天ではありませんでしたが、気温は高く、雪の上も締まって歩きやすい観察会でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。次回の観察会にもぜひご参加ください。
観察会のタイトルは「雪どけ」でしたが今年の只見の冬は雪が多く、たくさん積もった雪の上を進んでいきました。
カケスの鳴き声を聞きながら斜面の急なスギ林を進み、ブナ二次林へ向かいます。
途中で、冬芽をつけたブナを見かけたり、枝が雪の下に埋まってしまったスギを見かけ、持ち上がるか試したりしました。
▲雪の重さに垂れ下がった枝。雪の沈降力によって、人の力では持ち上がらないほど重くなる。
スギ林を抜けると、かつて薪炭林として利用されていたブナ二次林が広がっていました。
二次林のなかでもよく成長した太いブナは、参加していた子どもたち3人が手をつないで作った輪と同じくらいの太さでした。
▲観察会の途中、すっかり雪の下になった標柱と記念撮影をする参加者たち。
▲今回の観察会では福島県森林環境交付金を活用して製作した観察の森内案内標柱の解説と整備体験を行いました。標柱が180p(地中部含む)なので、その雪の量に驚きました。
ブナ二次林をさらに進んでいくと、奥にブナの巨木がありました。今回はその巨木の周りで小休憩を挟みました。温かいコーヒーを飲みながら参加者同士で自己紹介をして交流を深めました。
休憩後の帰り道は、来た道とは別のルートでスギ林方面に向かっていきます。
帰りのルートでは、トチノキやホオノキ、ヤマブドウ、ゴヨウマツ、アカマツ、ウダイカンバなどの樹木のほかに、カミキリムシの穿孔痕やキツツキの仲間が付けた穴など、動物たちの生活の痕跡が確認できました。
▲トチノキ(上)とホオノキ(下)。トチノキの樹皮はザラザラとしている。葉の付き方で見分けることが多い。
▲ヤマブドウ。つる性の落葉低木樹で、つるを伸ばしてほかの樹に絡みつく。
▲ゴヨウマツとアカマツ
▲ウダイカンバ
▲カミキリムシの仲間による穿孔痕
▲キツツキの仲間のつけた穴
今回は途中で雪が降り、あまり好天ではありませんでしたが、気温は高く、雪の上も締まって歩きやすい観察会でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。次回の観察会にもぜひご参加ください。
posted by ブナ at 11:03| 自然観察会
2025年03月05日
子供達の作品をJR只見線 只見駅舎内に展示しました
昨年秋に実施した「只見こども藝術計画」、先日3月2日実施した「福島藝術計画2024」で参加者が作ってくださった作品について、JR只見線 只見駅舎内の待合室に展示いたしました。
ワークショップの様子は過去のブログからご覧ください。
http://tadami-buna.sblo.jp/article/191148552.html
http://tadami-buna.sblo.jp/article/191149108.html
http://tadami-buna.sblo.jp/article/191155766.html
http://tadami-buna.sblo.jp/article/191271447.html
展示の構想は、アーティストの岩田とも子さん。福島県立博物館の事業にて実施いただきました。また、只見線こども会議の皆さんにはスペースの名前を考えていただきました。
展示を通じて、只見のブナ林、雪といった自然を子供達の感性を通じて、訪問者にお伝えできればと思います。
ぜひ一度只見駅にきてご覧ください!

只見線こども会議の皆さんが考えてくれたスペース名は「只見BAUM」。只見の人の温かさ、自然や雪、只見線、が木の年輪のようにつながることを願ってつけてくれました。

3月2日に実施した福島藝術計画2024『雪と歩く -冬の空、冬の森-』」の作品



昨年秋に実施した只見こども藝術計画「ブナの森の大きな地図と小さな地図」の作品



ワークショップの様子は過去のブログからご覧ください。
http://tadami-buna.sblo.jp/article/191148552.html
http://tadami-buna.sblo.jp/article/191149108.html
http://tadami-buna.sblo.jp/article/191155766.html
http://tadami-buna.sblo.jp/article/191271447.html
展示の構想は、アーティストの岩田とも子さん。福島県立博物館の事業にて実施いただきました。また、只見線こども会議の皆さんにはスペースの名前を考えていただきました。
展示を通じて、只見のブナ林、雪といった自然を子供達の感性を通じて、訪問者にお伝えできればと思います。
ぜひ一度只見駅にきてご覧ください!
只見線こども会議の皆さんが考えてくれたスペース名は「只見BAUM」。只見の人の温かさ、自然や雪、只見線、が木の年輪のようにつながることを願ってつけてくれました。
3月2日に実施した福島藝術計画2024『雪と歩く -冬の空、冬の森-』」の作品
昨年秋に実施した只見こども藝術計画「ブナの森の大きな地図と小さな地図」の作品
posted by ブナ at 09:34| イベント