2018年08月14日

今年の夏

8月5日のブログでも話題として挙げましたが、今年の夏は全然雨が降っていません。また、雨が降るときには、夕立のように強い雨が短時間降るような感じです。

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山の斜面を見てみると茶色く枯れている低木が確認できます。
これを見ると今年の雨がどれだけ少ないか分かると思います。

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斜面に生えるミヤマナラ等の低木が枯れている

今週には雨の予報の日があるので、しっかりと降ってくれるように願うばかりです。
posted by ブナ at 15:51| Comment(0) | できごと

2018年08月09日

8月5日「浅草岳山麓 大久保沢のブナ林を観察しよう」

 去る、8月5日に浅草岳の只見沢登山沿いで夏の観察会を開催しました。
 只見沢登山道は、入り口の只見沢対岸に春先の雪崩により形成された雪食地形が卓越して見られ、その斜面には尾根のキタゴヨウ林、雪崩斜面のミヤマナラなどの低木林というふうにそれぞれの植物群落が成立するモザイク植生が成立しています。また、登山道沿いには、トチノキ・サワグルミなどが構成する山地渓畔林や自然度の高いブナ林を見ることができます。今回は、登山道入り口から大久保沢の水場を経由し、田子倉眺めまでの往復6qの行程で、ブナ林をはじめとして立地環境の違いによる成立している森林植生を観察しました。

 沢などの谷部では、斜面崩壊や沢の氾濫などの攪乱(生物の生息環境を変化させるできごと)がよく起こり、そうした場所ではそれに耐えることのできる植物が生育しています。只見町の渓畔林でよく見られるサワグルミはそうした攪乱初期や頻度の高い場所で生育することができます。そののちに環境が安定してくるとトチノキが生育します。そうした自然の遷移の流れを只見沢近くに見ることができます。
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サワグルミ林

 そうした沢の一段うえの土壌の安定した場所にブナ林が見られます。只見町のような豪雪地帯では、ブナ林内で見られる植物数は比較的少なく、高木層のほとんどをブナが占める純林を形成します。また、ブナ林は下層植生にササを伴うものが一般的ですが、観察地を含む只見川以西を中心に林床にユキツバキを伴うブナ−ユキツバキ群落が見られます。
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林床にユキツバキが生育するブナ林

 大久保沢の水場の前にはブナの巨木があり、その下に今年のブナの雄花がたくさん落ちていました。雄花や殻斗を手に取り、見てもらいながらブナの繁殖について説明しました。
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大久保沢の水場

 大久保沢の水場から傾斜がきつくなりどんどんと標高を上げていきます。周辺に見られていたブナ林も尾根周辺まで上がるとミヤマナラ、マルバマンサクなどの灌木が見られるばかりです。山の急な斜面では、雪崩に耐えることのできる灌木、尾根では貧栄養でも生きることのできるツツジなどの仲間が見られます。そうした周辺の植生の変化を堪能しながら、ガレ場を抜けると田子倉湖が一望できる折り返し地点の田子倉眺めにたどり着きました。

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田子倉眺め

 そこからは、田子倉ダムだけは無く、鬼ヵ面の万年雪や浅草岳頂上部などが一望できます。つらかった登りを抜けて見られる展望に参加者の方も驚嘆していました。

 今まで開催してきた観察会の中でも非常に大変な行程の観察会でありましたが、ブナ林をはじめとした森林植生や雪食地形などの只見町を代表とする自然景観等について広く知ってもらう良い機会となりました。

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田子倉眺めにて

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大久保沢の水場にて
posted by ブナ at 13:55| Comment(0) | イベント

2018年08月05日

記録を更新した7月の気候

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連日30℃を越える日が続いています。今年は異常だという声を良く聞きます。「ただみ・ブナと川のミュージアム」のそばにアメダスの気象観測所がありますので、ここの観測データを見てみました。
※気象庁のHP過去の気象データ検索を参照しました(https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php

今年の異常は何といっても雨が少ないことです。只見では7月中ほとんど雨が降りませんでした。観測所での降水量の記録はわずか5日!しかも7月4日〜8日に集中しています。
※実際には、28日の夕方に霧雨が降ったり、31日には朝日地区だけ雨が降っています。

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28日にようやく降った雨は霧雨でした。雨に夕日が吸収されてあたりはセピア色になりました。

月の総降水量は34.5mm。これは7月の観測では史上最少です!只見町は例年ですと夏も雨が多く、7月の平年値では282.4mmです。

暑さについては、1日の最高気温をその月で平均した値は、7月の平年値が27.6℃なのに対して、今年は31.9℃でした。つまり、平均して毎日30℃を越えたということです。

ちなみに月の総降水量は、7月に限定しなければ、1977年10月が26mm、1994年4月が31mmで、この7月はこれらに次ぐ3位です。

このように雨の少なさと暑さに悩まされた7月でした。8月はどんな月になるのでしょうか。
posted by ブナ at 13:42| できごと

2018年07月23日

『ただみ観察の森』観察会 梁取の学びの森を歩こう!

 7月22日に梁取集落にある「ただみ観察の森」梁取のブナ林で観察会を開催しました。
「ただみ観察の森」は只見の自然を身近に体験し、理解してもらうための場所です。
 明和振興センターに集合してから、初めに観察の森や只見の自然の特徴などの説明を行い、そのあとブナ林に移動しました。

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今回の観察会では、見るだけではなく実際に巻き尺を使って胸高直径を計測したり、測高竿と樹高を見比べてみたりと参加者のみなさんにも体験してもらいました。また、ブナ林の下層にあるコシアブラやオオカメノキなどのほかの樹木と比較することで、ブナの葉にどんな特徴があるかなど考えてもらいながら観察を行いました。
ブナのほかにも、あがりこ型樹形のミズナラ・コナラを観察し、過去の地域住民による自然利用や森に生息するアカネズミについて説明をしました。どの説明もみなさん興味深く話を聞いてくださり有意義な時間を過ごすことができました。

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観察会には13名の方にご参加いただきました。ブナ林内は日陰となっているおかげで快適に過ごすことができ、爽やかなブナ林を楽しむことができました。
お暑い中、ご参加いただきありがとうございました!
posted by ブナ at 16:48| Comment(0) | イベント

2018年07月20日

ハシボソガラスのくつろぎの場所

夏を迎えました。只見町でも30度を超す日が続いています。
それでも青々としたイネが風にそよぐ風景はさわやかです。

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只見町で唯一の温泉ホテル『季の里湯ら里』の前には手入れされた気持ちの良い公園が広がっています。

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芝の上に黒く点々と見えるのはハシブトガラスです。木陰を求めてか、虫をもとめてか結構な数が集まっていました。

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暑そうに口を開けていますが、どこかのんびりしてくつろいでいるように見えます。ハシブトガラスもツバメ、ムクドリも若鳥が巣立ち、慌ただしい繁殖期もひと段落でしょうか。
見ているこちらまで癒される風景です。

posted by ブナ at 10:29| できごと